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2021.05.11

厳木町の名物巨大像「佐用姫像」の謎に迫る

唐津市厳木町にある「佐用姫像」。みなさんはご存知でしょうか?今回は、なぜ佐用姫像が作られたのか、そして回っている理由を調査します。

佐用姫像は1996年、道の駅厳木の敷地内に建立。大きさは土台が2メートル、本体は12メートルの計14メートルです。
佐用姫とは厳木町にいたとされる豪族の娘で、悲恋の物語が伝説として語られており、弁財天のモデルとも言われている人物です。

道の駅スタッフ歴8年の斉藤さんによると、厳木町が佐用姫の生誕の地と言われている事を記念して像が作られたそうです。道の駅に買い物に来たお客さんは佐用姫像に対して「予想以上に大きい」、「10分買い物して出てきたら向きが変わっていた」と、反応も様々のようです。

佐用姫像は時間をかけて回っていることも有名ですが、実際に何分で一周しているのか計ってみることに。
ちなみに、佐用姫像は電気で動いていて、回っているのは基本的に朝8時から夕方6時の間だそうです。

約半周した所で5分36秒を経過。そして、一周回り切ったのは15分41秒。
お客さんの多くは、30分~1時間くらいで回っている感じていて、約15分で回っていることを伝えると、とても驚かれるそうです。
道の駅の駅長さんに佐用姫像を回転させた理由を尋ねたところ「みなさんの記憶に残るように」 とのこと。「買い物している間に動いてない?」 、「さっき後ろ姿だったけど、顔が見えてる」などと会話することで道の駅がより印象深く、記憶に残るように回転させたそうです。 

斎藤さんは道の駅厳木にとって佐用姫像は「シンボル」と仰っていました。
佐用姫像は今日も、優しく厳木の街を見守っています。

佐用姫像の顔を拝める確率

回転しているので、車で通過するだけだと毎回顔を拝むのは難しい佐用姫像。しっかり顔を拝むことができるのはどのくらいの確率なのか。「かちかちPress」の コメンテーターでおなじみの新井先生に佐用姫像が15分で一周、前を走る203号線の最高速度が50キロということを踏まえて計算してもらったところ、正面が拝める確率は約15.5%100回通れば、15回程度は見える確率とのことでした。
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