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鶴丸 英樹のブログ記事
まさかの・・・
「まさかの・・・」
最近気になる言葉です。
特にスポーツの話題の見出しなどでよく使われます。
「まさかの逆転負け」「まさかの初戦敗退」などオリンピックのニュースでもよく目にします。
本来は、起きる確率が非常に低いことが起きたり、まったく予期していないようなことが発生した場合などに使うものだと思いますが、ことスポーツニュースにおいては乱用されている印象です。
「野球の試合で9対0でリードしていたら、9回に相手に10点奪われて逆転された」であればまさかの逆転負けでいいかと思いますが、「まさかの送りバント失敗」「まさかの三振」と言われると違和感があります。
送りバント失敗も三振も結構な頻度で起こるものです。
私もそうですが、自分の期待や予想が先にあり、それと違う結果になるとつい「まさかの・・・」と使いたくなってしまうのでしょう。
世界ランク3位の選手が5位の選手に負けることは大いにあり得ますし(むしろ互角)、いくら期待の日本代表選手でも相手が世界選手権の優勝者であれば敗れることも十分予想できます。
それをすべて「まさかの敗退」と書いてしまうと、相手へのリスペクを欠くことになります。
私自身、気をつけたいと思います。
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