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2022.05.04

道路用側溝やコンクリートブロックを作っている工場に潜入!「馬渡商会」

職人技のコンクリート製品「馬渡商会」

側溝やコンクリートブロックを作っている、武雄市朝日町にある「馬渡商会」

側溝は、道路と歩道の間にあります。
降った雨水を溜めずに、スムーズに流してくれる、我々の生活にはなくてはならないものです。

それでは工場に潜入!!!

この側溝がどうやって作られるのか見てみましょう!
道路用側溝の型

この大きい鉄の箱が型になっていて、まずはこちらにコンクリートを流し込んでいきます。

流動性がいいコンクリートを使用しており、静かに充填でき、あまり騒音が発生しません。広がりやすいので作業効率も上がります。

全て機械が作業している、と思いきや、コンクリートの状態は、温度・湿度で変わるそうで、商品のムラを無くすために人の手で補正したり量を調整したりされていました! 

職人の経験・技術が必要な作業になってきます。
10年でやっと分かってきたような感じだそうです!

コンクリートを固める方法は?

型にコンクリートを入れた後は、固める作業
養生室に運ばれて、蒸気で蒸して固めていきます!
シャッターを閉めた後に蒸気が出ます。コンクリートは乾くことがNGなので、蒸気の水分によってヒビ割れを防ぐんです。

積算温度が250℃になったら製品として完成!
固まるのは意外に早く、6時間ほどだそう。
蒸気を使うことで、ヒビ割れを防ぎ、作業効率もUP!

そのほかにも、サイズや形が複雑な場合は、型からオーダーメイドで作るそうです!職人さんが一から手作業されていました。
道路用側溝のほかにも様々な商品を作っており、続いて向かったのはコンクリートブロック。
列で並んでいるのが1日の生産量!

1日で12000個製造!
主にホームセンターや建材店などに出荷しています。

コンクリートブロックが耐えられる重さは40トン

上からの力には非常に強いので、40トンのせることが出来ますが、横からの力には弱いです。製造工程の中で材料を40トンの圧力でプレスするため、それだけの重さには耐えられるようになっているんです。

割石模様はどうやって作られている?

側面にキレイな模様があるブロックは、主に住宅用に使用されています。
製造段階では、くっついている状態で、出荷前に加工し、専用の機械に流して、切れ目に刃を入れて切断します。

そうような工程を踏むことで、断面に模様ができます!
1つ1つ、模様が違うのも良いですね♪

【2022年4月28日放送 かちかちPress 工場walkerより】
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