ピックアップ
pickup
目に見えない援助や配慮を必要とする人の「ヘルプマーク」
「ヘルプマーク」ご存じですか?
ヘルプマークは、外見では分かりにくくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲へ知らせることで、援助を受けやすくするためのマークです。
現在佐賀県では約9500個配布していて九州では最多なんですが、認知度は50%という状況です。
外見ではわかりにくい配慮・援助が必要な人
聴覚障害、視覚障害、妊娠初期、義足、人工関節、感覚過敏、心臓機能障害(ペースメイカー)、腎臓機能障害、呼吸器機能障害、肝臓機能障害、小腸機能障害、膀胱・直腸機能障害(オストメイト)、免疫機能障害 その他難病など多数
ヘルプマーク配布箇所
- 県・市町の窓口
- 各保健福祉事務所
- JR佐賀駅みどりの窓口(5月30日から)など
これまでは県や市町の窓口、保健福祉事務所などでの配布でしたが、JR佐賀駅の協力を得て設置が実現しました。
JR九州 河野さん「2022年5月30日から配布を始めて200個ほど用意したが、もう大半がなくなりました(6月16日時点)。私達もなかなか気づかないところで、援助や配慮を必要としているお客様がいるのを改めて実感しました」
実際の利用者にも聞きました
百武桃香さん
モデルの百武桃香(ももこ)さんは7年前の17歳の時に、脳出血で倒れ、現在も左半身にまひの後遺症が残っています。モデル活動をしながら日常やリハビリの様子を発信されています。
百武さんはどこへ行くにもヘルプマークを着けているそうです。
エスカレーターに乗る時
通常左側に並ぶことが多いエスカレーター。左半身にまひのある百武さんは、右手でしか手すりが持てないので右側へ。その際、ヘルプマークを着用していると、周囲の方が配慮してくれ、安心して乗れるとのことです。
百武さんは「ヘルプマークなので『誰が付けてもいいんだよ』と。立っているのがしんどい人や妊娠されている方、実際に助けてほしいと思うことがあると思う。ヘルプマークという存在を知ってもらいたいと思います」と仰っていました。
【2022年6月30日放送 かちかちPress サガらぼより】
|
|
RECOMMEND