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2022.07.29

本物の実験道具で体験♪宇宙探査ロボットを作ろう!

夏休みが始まり、自由研究を始める子も多いかと思います。そんな中、自由研究のきっかけにもなる「ロボット体験教室」が佐賀市で開催されていました。実際に宇宙探査ロボットと同じ機能のロボットにチャレンジできるということで、行ってきました!
佐賀教育会館

佐賀市高木瀬町東高木

この日開催していたのは、“e-kagaku国際科学教育協会”主催の「宇宙探査ロボットを作ろう!」というプログラム
2019年に、世界で初めて小中学生チームが宇宙への観測機の打ち上げに成功した実績を持つ“ロボット体験教室”ということで、理科や科学に興味がある子どもたちが参加していました!
なぜこの企画を始めようと?

e-kagaku国際科学教育協会代表理事 北原さん「モノを作るということは、いろいろな事を考えないといけない。他の国は中学校の中間テストレベルから実験がありますが、日本では無いので実践したかったのと、ペーパーテストで点を取ることを評価するだけでなく実際にモノを作る人間もきちんと評価できる社会に、というのが大きな理由です」

このロボット体験教室では、おもちゃではなく本物の実験道具を使います。子どもたちは二人一組になって、実際の火星探査ロボットと同じ機能を持ったロボットを使い、宇宙開発をモチーフにした課題に取り組みます。

月面着陸ミッションにチャレンジ!

スタートの枠からゴールの枠まで、探査ロボットを動かして止める、というプログラムを組み立てていきます。うまくいくのでしょうか?

挑戦してみると、なかなか思ったように進まないようです。

このミッションは、ロボットが動いて何秒後に止まるのかを計算してプログラムしないといけません。子どもたちはなぜ失敗したのかを自分で考えて成功できるまで何度も作業を繰り返していきます。

ミッションをクリアするとさらに難しい課題に取り組んでいきます。

スタート地点から一直線に進んで、ゴール地点を目指して右に曲がるようにプログラムし、ゴールの枠内に止めないといけません。

Q.楽しいですか?

難しいミッションに挑戦中の男の子「試行錯誤するのが、普通じゃこういうロボット使えないから楽しいです。失敗しても面白い。次は左車輪を力強めにしてやっていきたいです」

このロボット体験教室は約2時間。子どもたちは最後まで真剣に課題に取り組んでいました。
真っすぐ進んで、右に曲がり、ゴールの枠内に止まってミッションクリア!

参加している子どもたちに感想を聞いてみました。

【男の子】「楽しかったです。あんまりやったことなくて今日やって楽しいなって思いました。将来の夢はJAXAに入りたい」

【女の子】「1番最初に操作した時はあまり上手くいかなかったけど、調整したらできるようになった。将来はプログラミングに関わることをしたい」

【お母さん】「参加した理由は、子どもが理系の教科が好きでプログラミングに興味があったのと、実際に本物をさわる機会ってなくて、おもちゃだけだとすぐ飽きちゃう。失敗してもヘラっとしているから、一回ちゃんとやってみたらと」
【男の子】「参加してみて意外と楽しかったです。だんだんコツがわかってきて、できるようになりました」

これからどういう期待をしたいですか?

北原さん「まず続けてほしい。自分の中で使えるものが何かを見つけ出して欲しい。コンピューターが必要だという認識だけは大人も子どもも持たなきゃいけない。あらゆるジャンルでコンピューターを使うので基本というものは厳然としたものがあって、ちゃんと練習したものでなければ早く正確に自分の思ったものを作ることができない。その基礎的なベースを小学生の間にしっかりと身につけてほしいと思います」

参加した子ども達は真剣、必死、楽しいという感じで。みんなに難しかった?と聞いたら「難しくない、楽しい!」でも、いっぱい失敗してるでしょ?と聞いても「はい!失敗してます!」と楽しそうに話していました。大人と同じ環境・同じ道具・同じルールでやっているのが面白かったみたいです。

この“ロボット体験教室”の代表、北原さんは、例えば、スポーツ選手も子どものころから上手くなりたい!という人は、スポーツ選手、大人と同じ道具と同じルールでやらないと上手くならないと仰っていました。


この“ロボット体験教室”「宇宙探査ロボットを作ろう!」は、2022年9月3日(土)にも開催
場所は佐賀市の佐賀県教育会館。対象は、小学3年生~中学3年生まで。午前と午後の2回でそれぞれ定員は30人。参会費は一人3300円。

【2022年7月25日放送 かちかちPress こそだてハグミィより】
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