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2022.08.07

今年は急増中!いま一度確認すべき熱中症予防

熱中症救急搬送者

先日から熱中症警戒アラートがよく発表され、今年は本当に注意が必要!というのも2022年5月から7月下旬までの熱中症で救急搬送された佐賀の人数が、2021年よりかなり増えているんです!

解説していただくのは、日本赤十字社佐賀県支部の廣田さんです。

熱中症の発生場所

2022年救急搬送された方の、熱中症の発生場所は、なんと住居が一番多い!

窓を閉め切ってしまうと、いつの間にか室内温度が上昇して、熱中症になります。気温が上がる、日中の12時から15時台の緊急搬送が増えています。家でじっとしていても気を付けなければなりません。

熱中症予防

  • 扇風機やエアコンを使用
  • こまめに水分補給
  • 朝食を摂る(寝ている間に700mlほどの水分が失われるので、水分と合わせて朝食を摂る。それで塩分も補給できる)
  • 十分な睡眠(脳や体を休めて体温コントロールを維持)
  • 大量の飲酒をしない
  • 熱を逃がしやすい服装(裸は逆効果、襟や袖口が開いた服、綿や麻など)

熱中症は高齢者がダントツに多い!

65歳以上が50%以上を占めています。

シャツは出して着よう!

高齢者の方々にオススメなのは「シャツは出す」服装は、体を締め付けずに、服と服の間に風が通ることで、体の熱が逃げやすくなります。世代的に「シャツは中に入れんば」と思うかもしれませんが、「これは熱中症対策だ」と割り切って、出して着てもいいのではないでしょうか。

もし熱中症になったら

救急車を呼ぶ警戒レベル

まず、救急車などですぐ医療機関に搬送すべき症状はコチラ

  • 頭痛、吐き気、倦怠感、虚脱感、けいれん
  • 水分が補給できない
  • 呼びかけにも反応がおかしい

救急車が現場に到着するまでは全国平均で8.9分。それまでの応急処置はどうしたらよいでしょうか?

熱中症の応急処置
  • できるだけ早く風通しのよい日陰や、冷房が効いている室内などに避難させる
  • 本人が楽な体勢にする(原則として水平にする)
  • 厚い衣服は脱がせる
  • 可能であれば水分補給(飲めないならダメ。誤嚥につながる)
  • 頸部、わき、太ももの付け根、股関節部を冷やす
新たに追加された対処法 
  • 体の表面に水をかけたり、濡れたタオルで覆ったりして、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やす
  • 頬、手のひら、足の裏を冷やすことも有効

熱中症のヘルシーヒント
  • 自宅ではエアコン・水分補給
  • 高齢者は要注意 ゆるい服装もOK
  • 応急処置は体を冷やす
【2022年8月3日 かちかちPress いきいきヘルシーヒントより】
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