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夏休みなど 休み明けの不安定な心と向き合い方について
日頃とは違う特別な体験ができる、そして自由な時間が過ごせるというのが「夏休み」の醍醐味かと思うのですが、それがもうすぐ終わる・・というとき、いかがですか。なんだか心が複雑に揺れ動く、という経験はありませんか?
そこで、今回のテーマは「夏休みが終わっちゃう・・不安定な心」
そこで、今回のテーマは「夏休みが終わっちゃう・・不安定な心」
佐賀市の「のぐちクリニック」の心療内科医の野口慶先生にお話をお聞きしました。
夏休みや冬休み、ゴールデンウィークなどの休みあけに不登校になりやすい、というのは医療現場でもよく知られている事実とのことなんです。
この時期、心の中でどのようなことが起こっているのでしょうか。
夏休みあけ 不登校になるのは?
夏休み中の兆候
- 外出や人と会うことを嫌がる
体力的・精神的に疲れていて、積極的に活動するエネルギーが残っていない場合がある。
- 家の中でゲームや動画に没頭する
現実に目を背けたいほどつらいことがあるために、依存してしまっている可能性がある。
夏休みあけの異変
- 生活リズムを戻そうとしない
学校へ行きたくないという想いの現われの場合がある - 家族と話をしたり関わろうとすることがなくなる
「学校に行かなくてはいけないのは分かっているけれど行きたくない」という葛藤から、自分の想いを家族に話すことが難しくなり、関わろうとしなくなる。
不登校の兆候 どう対応すればよい?
例え、そこで身体がどこも悪くないと診断されたとしても
- 無理に励ます
- 登校を促す
のは禁物です。
子どもに「なぜ学校に行かないのか」と尋ねても、自分からは中々話してくれないことが多々あります。その際も焦ることなく、子どもの普段の様子を見てください。
「学校を休みたい」と言ってきたら休ませてあげる
子どもが必至な思いで伝えた自分の気持ちを保護者が受け取ってくれたと感じてくれただけで子どもが安心すると思います。或いは、夏休み明けでまだ心の準備ができていない、もう少し時間が欲しいという思いから休みたいという事があるかと思います。
数日休むと学校に行ける可能性もあるので少し待ってあげるのが重要
休み明け不安定な心のヘルシーヒント
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子どもの様子を注意して見る
・無理して登校しようとしていないか
・学校生活や日常生活でがんばりすぎていないか
・つらいことや嫌だと感じていることはないか -
過度な干渉や無理強いは逆効果
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子どもの声を受け止め、ゆったりと見守る
・子どもがやっとの思いで伝えた気持ちに寄り添う
【2022年8月17日 かちかちPress いきいきヘルシーヒントより】
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