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2022.09.11

急に倒れた人が…こんなときどうする?

今回のテーマは「いま一度知ろう 救急医療週間」

9月9日は「救急の日」。例年、この日を含む1週間を「救急医療週間」としていて、救急医療への理解や認識を深めようという期間としているんです。救急車が来るまでの応急手当は、運転免許の講習などで習ったことはあると思いますが、今回をきっかけに心肺蘇生法で扱う「AED」について知っていきましょう。

佐賀広域消防局

佐賀広域消防局(佐賀市兵庫北)へ

出迎えてくれたのは佐賀広域消防局の野中さん。

まず早速ですが、リポーターに「心肺蘇生」をやってもらい、野中さんがやるべきことをやっているかチェックをします。

シチュエーションは「ショッピングモールの中で、急に倒れた人を最初に発見した」という設定。

良かった点

  • 大声で助けを呼ぶ
  • 呼びかけ・意識の確認

悪かった点 

  • 胸骨圧迫の回数が違う
約5年ごとにガイドラインが改訂され、現在は「胸骨圧迫を30回したのち人工呼吸を2回」行うようになっています。
絶対やるべきこと

必ず周囲の人にAEDを持ってくるように頼むことです。

AEDを使って良いケースとは?

AEDを使ってよい状況なのは「意識がなく呼吸もない状態」の方。

突然の心臓停止の原因として多い「心室細動」の状態に電気ショックを与え、正常に戻すことが重要です。

救急隊が到着するまで電気ショックがなかった場合、1カ月後の社会復帰率は18.9%。あった場合は43.3%(2.3倍)と、2倍も違うんです。

AEDを使ってみよう!音声で説明してくれます!

電源を入れると「AEDは正常です」

「パッドを接続してください」

「119番に通報してください」

全て音声で案内してくれるので、とっても安心!

また、電極パッドに図が描いてあるため、どこに何を貼って良いのか一目で分かります。電極パッドを装着した後は、自分や他の人が体に触れないようにすることが大切です。

ショックボタンを押すと「電気ショックを行いました」と音声が伝えます。

「胸骨圧迫を開始してください。メトロノーム音に合わせて圧迫してください」と音声が伝えます。

このメトロノーム音のリズムは、1分間に100~120回のペースで自動でアシストしてくれます。「もっと強く押してください」と強度についても教えてくれるんです。

AEDのパッドを貼り付けると、心拍数などを測ってくれて、AEDが必要であるか必要でないかも確認できます。

1から10までAEDが全部説明してくれるので、まずはAEDを持ってくることが大事です!

団体向けの学習会も受け付けています。(要事前相談・申込)個人的に学びたい場合は、広域消防局で月3回講習もあります。消防庁HPでも勉強できます。「佐賀広域消防局」で検索してみてください。

AED命に関わるもので、簡単なものだと分かれば、少しの勇気で使用できるもの。身近な人の命を守るためにも、応急手当の方法やAEDの使い方を知っておいてほしいと思います。

【2022年9月8日放送 かちかちPress サガらぼより】
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