1. TOP
  2. 記事一覧
  3. スポット
  4. 酒蔵跡をアートの拠点に!「旧枝梅酒造」

スポット

spot

2022.10.04

酒蔵跡をアートの拠点に!「旧枝梅酒造」

旧枝梅酒造(佐賀市八戸)

酒蔵跡にギャラリーがオープン!
しかし今、ある問題が…。ということで歴史ある蔵を残したいと活動しているNPO法人が2022年2月にオープンしたギャラリーを取材してきました。

早速、蔵の中に入ってみると、酒搾り機がありました。歴史を感じます。
Gallery NOMA

こちらが2022年2月に酒蔵の一部にオープンしたGallery NOMA(ギャラリーノーマ)

地元で活動するアーティストの作品を中心に、いろんなジャンルの展示が行われています。
長月のうつわ展(八戸窯)

今回は、地元の八戸窯という窯元で作られた作品の展示がされていました。

※現在は終了しています

立派な蔵になぜギャラリーを?

NPO法人 まちの根太(NOMA) 武廣さん「明治40年創業の酒蔵跡を改装してギャラリーをオープンしました。今後の活用計画として酒蔵跡をアートの拠点にしたいという想いで活動し、その一環としてこのようなギャラリーを作りました」

酒蔵跡をアートの拠点に。そんな思いで作ったものが、ギャラリーの奥にも。

地元アーティストのために シェアアトリエ

シェアアトリエ

作品づくりの場所が欲しいという地元アーティストのために、格安で製作スペースを貸しているんです。現在3人のアーティストが使用しています。

アーティストが描いた作品
緻密な点描で描いています。
こちらは植物性の蝋を使ったキャンドル
ゆっくり垂れていく蝋を楽しむキャンドルです。
キャンドルアーティストの方にお話を聞いたところ「こういう場所があるのは、とてもありがたいです。これだけの広さと周りにも製作されている方がいるので、いい刺激にもなります」と仰っていました。

イベントホールとしても活用!

イベントホール「東の蔵」

さらにお隣の蔵は、イベントホールとして3年前にオープンし、演奏会等に利用されています。

修繕前の写真

武廣さんが入った時、屋根から雨漏りし、壁は土が落ちて外が見える状態なほどボロボロだった蔵を助成金や、クラウドファンディングで資金を集めて修繕しました。

歴史ある蔵を残すため、修理を進めつつアートの拠点にしようと活動している武廣さん。実はもう一つ、北の蔵にアーティストの宿泊施設を作りたいという夢があります。

北の蔵に宿泊施設を!しかし、ある問題が…

北の蔵を開けると、一カ所明るいところが。ここは、屋根が一部落ちているんです。

この北の蔵は特に損傷が激しく、修繕費だけでも数千万円はかかるそうで、このままでは解体するしかないという状況になっています。

NPO法人 まちの根太(NOMA) 武廣さん「ギャラリーを作って展示できるホールを作っていますんで、それをもっと拡大していきたいと考えています。ただ、北の蔵の問題があるので、小さなNPO法人としてはかなり実情厳しいところまで来ています。最大の悩みは資金がないとどうしようもないということです。ぜひご支援よろしくお願いいたします」

酒蔵修繕のため募金やスポンサーを募集中です。
ふくださちこ ちまちま展

10月7日(金)~13日(木)は、地元作家ふくださちこさんが和紙やボールペンなどを使って作った作品展がGallery NOMA(佐賀市八戸)にて開催されます。

入場無料ですので、興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

【2022年10月3日放送 かちかちPress これってニューっす!より】
RECOMMEND