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2022.10.21

みつせ鶏を飼育から販売まで一貫する「株式会社ヨコオ 厳木工場」

北部九州産の希少な赤鶏"みつせ鶏"の飼育から加工・販売まで一貫生産を行う「株式会社ヨコオ 厳木工場」(唐津市厳木町)にお邪魔しました。

みつせ鶏

程よい歯ごたえと風味を目指し、どんぐり村(佐賀市三瀬村)で7年間研究し、約30年前に誕生しました。
みつせ鶏は両親鶏が美食の国フランスでおいしいお肉になるために品質改良された赤鶏なんです。

 厳木工場は2つの工場に分かれています
  • 第一工場
    みつせ鶏の解体処理
  • 第二工場
    冷凍加工食品の製造

今回は第二工場を見学します! 

第二工場

仕込み・成型・仕上げの3つの工程を行う。年間約130品目を製造。

仕込みの工程

原料肉の検品・計量。調味料の計量を行い、味付け加工をする工程です。

原料肉の検品

骨折れがないか・羽毛が残ってないか・形状をチェック。ひとつひとつ人の目で確認しています。

計量

検品後は計量

ちなみに、ミンチなどに加工が必要なものも、この仕込みの工程で加工されます。

次の工程では、真空タンブラーという機械が登場!

真空タンブラーの中に鶏肉と調味料を入れて30分ほど回転させ、鶏肉に味を染みこませていきます。
真空状態にすると鶏肉が少し膨らむので、味が染み込みやすくなるんです!

味付けした鶏肉は1日~2日ほど熟成し、次の工程へ。

成型の工程

成型工程では、熟成した鶏肉に成型・加熱・タレつけなどを行って製品化する工程です。

今回は山賊焼きの工程を見学!

山賊焼きの工程

鶏肉をラインへ流す

工場では主に7種類の部位を取り扱っており、こちらの山賊焼きはヨコオの主力商品です!

みつせ鶏の手羽中を使用。手羽中は手羽先の先端を取り除いたもので、よく動かす部分なので肉質が締まっていて美味しいそうです。

フライ

こちらは179℃の油で揚げていきます。
製品によって温度や調理法が細かく決まっているんだそうです。

フライヤーで揚げた手羽中はその後「蒸す」「焼く」「タレつけ」へと進んでいきます。

ちなみに、山賊焼きは1日に3トンも生産!

急速凍結

成型工程を終えた手羽中はフリーザーへ入っていきます。

フリーザーに入る前の手羽中の温度は約80℃。
冷凍状態になるまでの時間は約15分!マイナス40℃の冷気で急速凍結します。

解凍後においしい状態にするには、素早く冷凍することが重要なんだとか。

こうして凍結された製品は計量・袋詰め・点検を経て

出荷用の箱に梱包されていくんです!

山賊焼き

完成した山賊焼きを特別にいただきました!
美味しくて柔らかくて中身までしっかり味が染みています。
揚げて蒸して焼くという、手間暇かけていて、もちろん美味しいはずですね♪

これからの製品・製造にかける想い

生産管理部 部長の川村さんは「安全で安心な商品をお届けできるように、従業員一同日々心を込めて生産を行っています。ヨコオのみつせ鶏の商品をどうぞよろしくお願いします」と仰っていました。

株式会社ヨコオさんの商品は吉野ヶ里町にあるみつせ鶏本舗の店舗やサイトなどで購入できるそうです!

みなさんもぜひ、こだわりのみつせ鶏の商品を味わってみてください!

【2022年10月20日放送 かちかちPress 工場walkerより】
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