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2022.11.29

あの日へ時間旅行 人・食・住 循環する伝統行事「ごみくい」【1983年・2012年】

あの日へ時間旅行

サガテレビに残るアーカイブ映像から、当時の佐賀の様子をご紹介いたします。
テーマは「人・食・住 循環する伝統行事」
お伝えする伝統行事は「ごみくい」。クリークの底の泥を汲み上げる作業で、クリークの保水を保って泥は干して肥料として使用されていたそうです。40年ほど前まで行われていた行事です。
「ごみくい」がどのようなものか含めてご覧ください。

今回のテーマはSDGsで言うと「11. 住み続けられるまちづくりを」「6. 安全な水とトイレを世界中に」の2つに当てはまります。
行事を通して広がる輪

冬場のクリークの泥上げや泥干しは農村部で見られた風物詩。
堀を干し泥を汲み上げる地域総出の年末行事だった。
1983年 佐賀市
泥をくみ上げたあと、寒ブナとりが行われた。

ごみくい体験 2012年 佐賀市

【参加した学生】
「この作業(ごみくい) を昔からやっていたと考えると大変だっただろうなと思った。佐賀から全国に農薬を減らす農業を広めたい」とおっしゃっていました。

佐賀市のNPO法人が「ごみくい」を地域行事として復活させ、現在も活動を続けている。
地域住民や大学生など約160人が参加。
バケツを使って手際よく泥を運ぶ。
クリークの泥には農作物の生育に必要な栄養分が含まれているため、泥を干し肥料として利用する。
【参加した学生】
「活動をきっかけに地域の人がさらに結びついて大きな輪ができるといいなと思う」
作業が終わるとフナの昆布巻きが振る舞われる。
受け継がれてきた郷土を子供たちにつたえたい。
【2022年11月24日放送 かちかちPress あの日へ時間旅行より】

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