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2022.12.23

プラスチックはエコ素材!?「株式会社ニシキ」に潜入!

鳥栖市にある「株式会社ニシキ」。

約1000種類の食品容器や、月350tのプラスチックの原料を製造しています。
プラスチックにもいろいろな種類が

車のバンパーには「ポリプロピレン」。

コンテナ系には「ポリプロピレン」または「ポリエチレン」

自動車のライト系には「ポリカーボネート」。
合成樹脂(プラスチック)で作られています。

使用する環境や、使用方法で材料を使いわけているそうで、プラスチックの種類は20種類ほどあるそうです。

ペレット

粒状の形をしたプラスチックの原料です。このペレットからスタートし、いろいろな形に変形させていきます。

ペレットの状態から、お客さんの求める色に着色することも行っています。

ペレットの製造現場に潜入!

ここにある、見えているものすべてリサイクルの対象です。
輸送用に使った「パレット」
「自動車を解体したもの」「コンテナ」
「車のバンパー」などたくさんのプラスチックがあります。
バンパーはすごい数があり、九州全域から集まるそうです。

粉砕処理

バンパーなどのプラスチックを砕いていく作業です。

しかし、粉砕処理には注意点があります。
金属部分が混ざっていたら取らないといけません。
シールなども紙になるので、剥がさないといけません。
取ることより、見つけるほうが難しい作業です。

こちらが粉砕されたものです。
大半のものを、ここで機能性を持たせてペレットにしていきます。

ここで変形しにくいプラスチックにするために、"ガラス繊維"や"鉱物"などの「無機物」を混ぜます。そうすることで、硬さ 剛性が出るそうです。

プラスチックは混ぜ物をすることで変わっていきます。お客さんに求められるところにより近づけるように、日々研究されています。
混ぜられた原料は水で冷やされ、機能性を持ったペレットとして出荷されます。

最近プラスチックは悪者みたいなあつかいをされているところがありますが、何度も蘇るエコな素材という見方もあります。
ちゃんとした利用の仕方でプラスチックはすばらしいものになります。
プラスチックは正しく分別をしていると、97%再利用できます。
プラスチックは石油を原料に作っていますが、株式会社ニシキでは「とうもろこし」を原料としたプラスチック製品を作っています。
バイオマスプラスチック

とうもろこしやサトウキビなど、再生可能な資源により製造される。

株式会社ニシキでは、今まで再生処理されず捨てられていたものも、できるだけ広くリサイクル処理ができる技術を開発して「循環型社会を築く 一つの柱になりたい」と仰っていました。
【2022年12月22日放送 かちかちPress 工場walkerより】

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