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2023.02.13

"水の都"に春の足音「柳川雛祭りさげもんめぐり」

凛々しいお内裏様と上品なおひな様。

そして、ひな壇を囲むように飾られているのが、色とりどりの吊るしびなです。

さげもん

柳川では「さげもん」と呼ばれており、始まりは江戸時代末期と言われています。
昔から地元のひな祭りでは、多くのお宅でひな人形ととともに、この「さげもん」を吊るして、女の子の健康と幸せを願うそうです。

そんな「さげもん」とひな人形が柳川の街を彩るイベントが2月10日から開催。

2023 柳川雛祭り さげもんめぐり

 2023年は2月11日(祝・土)~4月3日(月)

水郷・柳川に春の息吹を感じさせる「柳川雛祭りさげもんめぐり」
2023年で29回目を迎えます。

 

「提供:柳川市観光協会」

“日本三大吊るしびな”の1つと言われる「さげもん」と、ひな人形の色鮮やかなコラボレーションは、夢の世界のよう。

このようなスポットが柳川市内に30カ所設けられ、例年15万人もの観光客を魅了するイベントとなっています。

 

 

「提供:柳川市観光協会」

「提供:柳川市観光協会」

「提供:柳川市観光協会」

沖端さげもんパーク

こちらの場所は、イベント期間中17:00~22:00までライトアップされ、フォトスポットとして注目を集めそうです。

古民家 北島 福岡県柳川市稲荷町101

「さげもんパーク」から100mほどにある、こちらの建物は築100年以上になる建物で、普段は一般のお宅の客間なんです。

イベント期間中だけギャラリーとして見学できます。

ひな人形や「さげもん」を楽しめるスポットは、ピンクの旗が目印!

さげもんめぐり市内30か所の目印になっています。

玄関から雛飾りがお出迎えをしてくれます。
中に入ると想像を超える、さげもんと、ひな人形の数です。

ひな壇が7セット、さげもんが30さげ程、小物は数えきれない程あるそうです。
今回で飾り始めて17年目になり、始まりはこじんまりとした飾りだったのですが、親戚や友人などが飾ってほしいと譲り受けたもので10年かけてこれだけの規模になったそうです。

大正時代の箱びな

中でも貴重な年代物が。
大正時代の箱びなです。

良い状態で大切に守られてきたというのがわかります。
時代時代でお顔立ちが違うのも特徴です。

柳川の「さげもん」にはルールが!

よく見ると、「さげもん」にはいろんな種類の飾りがついています。

「さげもん」には決まり事があり、深い意味合いが込められているんです。

「柳川さげもん」の特徴 

  • 飾り付けをした竹の輪っかに、7個×7列=49個の縁起物
  • そして中央に、「柳川まり」が2つあるので、49個(小物)+2個(まり)=合計51個で構成
  • 江戸時代後期に「人生50年」と言われていた時代に、1年でも長生きしてもらいたいという願いが込められている

また、その1つ1つの小物には27種類のモチーフで構成されており、それぞれに意味があります。

セミ

泣く子は育つ 土の中に何年もいて「辛抱」の象徴

チョウ

サナギからチョウへ きれいに着飾らせて嫁に出したい親心

唐辛子

娘に"虫"が付かないように、ピリッとした女の子になるように


2023 柳川雛祭り さげもんめぐり

 2023年は2月11日(祝・土)~4月3日(月)

問合せ先/柳川市観光案内所 ☎0944-74-0891
または「柳川市観光協会」で検索を。

【2023年2月10日放送 かちかちPress LIVE金5時より】

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