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2023.04.23

佐賀県富士町の山間部にシェアオフィス&コワーキングスペース!「音無てらす」

今回のテーマは「山間部のコラボスペース!?​」​

佐賀市富士町の山間部でおもしろい取り組みをしている方に会いに行きました!

こちらが音無てらすのオーナー山本さん。音無てらすは1年前にオープンしました。

山本さん「ここは山の中でゆっくりと仕事をしていただいたり、パソコンや本を読んでいただいたりなどそういったスペースです」

音無てらす

「音無てらす」は山の中にある会員制の シェアオフィス&コワーキングスペース です。

「音無てらす」の「音無」は、昔この地域を地元の方々が「音がないくらい静かな場所」ということで「音無(おとなし)」と呼んでいたことに由来します。

音無てらすの中へ…

1階

会員同士の交流スペース

山本さん「会員さん同士も初めましてと仕事されて、珈琲入れて『飲みますか?』ってお客さん同士で知り合ったりします」

2階

ダム湖が見える作業スペース

外にある自慢のテラスでは最高の景色を見ることができます。

「音無てらす」だからこそ、テラスもしっかりと。
テラスでゆっくりしてもらいたいというのもコンセプトにあるそうです。

元々、山本さんは佐賀に縁もゆかりもなく、出身は大阪。
4年ほど前までは東京で働いていたのですが、あるきっかけで佐賀県の「地域おこし協力隊」に。

なぜ佐賀県地域おこし協力隊に?

山本さん「何か面白いことがやりたいなと思っていたときに、九州の移住イベントがあって、いちばんはじめに声をかけてくれた方が佐賀県の方でした。『景色が良くて』と言われていたが、何もありませんでした。ただ、地域おこし協力隊の仕事が地域の情報を取材して発信することでしたが、『何にもない方がおもしろいかも!』と思いました」

地域おこし協力隊の活動をしていく中で、生まれたアイディアの1つが「音無てらす」だったんです。

山本さん「2019年に移住をしてきて、コロナが拡大した時期で『これはヤバくないか』と思い始めて『どうやって人って呼び込めるかな』と思った時に、テレワークというキーワードが出てきました。じゃあ、仕事を気軽にしに来てもらって地域のことを知ってもらう。そういう場所があったら移住・定住につながるんじゃないかなと思い、コワーキングスペース・シェアオフィスをつくるべきだと思い、声を上げ始めました」

山本さん「仕事をする場所だけにはしたくなくて、キャッチコピーが『音がない。だから、人はしゃべりだす』という静かな場所なので、間が生まれ、自ずとしゃべらないといけないという環境になります。」

山本さん「交流スペースみたいなことで、コラボスペースというような言い方にしています。佐賀県以外の方もたくさんの方が来られて、『こういう事がしたいね!』というお話をいただいて、『じゃあ、こういう情報あるよ、こういう人がいるから繋げてみようか』となったり、そこであった人とこういう事ができるんじゃないかなと、企画をいっぱい出していくので、1日4~5個くらい企画が上がってきます」

ここからいろんな企画が誕生しているんだそうです。

そして今 「音無てらす」で生まれた新たな企画が!

こちらは、音無てらす会員の夢見るぽぽりん 吉村さん

普段は「ポポー」という果物を富士町の特産品にしようと頑張っているそうです。

2人の中で新しくプロジェクトが立ち上がっているそうで

「日本一ちっちゃいインスタ映えスポットをつくろう!」

日本一小さいということですが、どういうことなのでしょうか?

見せていただきましたが、これだけ見るとサイズ感がわかりません。

吉村さん「これからは、これを目的にフォトスポットで富士町に人を集めれるようになっていけば良いなと。小さいことによって撮り方によって全然見方も違ってくるので、自分はこういう風に撮れたというので、アップしたくなりやすいんじゃないかなと思います」

山本さん「手先が器用というのも知らなったし、それもやっぱり話してて知ることだったりするので、これもコラボ」

この企画も山本さんと吉村さんとのコラボで生まれたものなんです!

他にもインスタ映えの小さなものがあり、こちらは試作で要改良なんだそうです。

そしてもう1つも発見!

こういったものをどんどん増やしていき、発信してもらって、それを切り口にしてもらって活性化にも繋がっていくという取り組みです。

山本さん「富士町自体に人が少なかったり、地域を存続させるということが厳しい状態に直面しているので、富士町や佐賀県を『好きだな』と思う人たちを受け入れる体制を整えていくことを念頭に置いてやっていきたいなと思っています」

 

山本さんはすでに地域おこし協力隊の任期を終えていますが、今もこうして楽しみながら地域活性化への活動を行っています。

音無てらす(佐賀市富士町大字大野字入道601-53)

音無てらすは佐賀市富士町の山間部。古湯温泉から北の方に進んだ嘉瀬川副ダムのそばにあります!

ご利用について、詳しくはホームページをご覧ください。

会員制ではありますが、前日までのご予約で、会員以外の方も一時利用や見学ができるそうです。
また、インスタグラムでも情報を発信しているのでぜひご覧ください!

【2023年4月19日放送 かちかちPress 旬カン! i-FOCUSより】

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