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2023.06.19

年齢制限無しで農業について学べる学校 佐賀市川副町にある「佐賀県農業大学校」

テーマは「技術も価値観も多様化?佐賀県農業大学校」

食卓のごはんで、「米・肉・魚・野菜」を佐賀県産の食材で揃えることができますよね?
当たり前の事のようですが、佐賀県はありがたい環境です。
それを支えているのは農業でもあります。
その農業の新世代を育成するのが、「佐賀県農業大学校」です。

佐賀市川副町にある「佐賀県農業大学校」

高校卒業生が基本的に多いですが、年齢制限がありません。実際に学ばれている方は一度就職したが、実家の農業を継ぐために入学した人もいらっしゃいました。

佐賀県農業大学校のコース

【園芸農産課程】4コース

  • 施設野菜コース
  • 露地野菜・農産コース
  • 果樹コース
  • 花きコース

【畜産課程】


まず、「畜舎」にお邪魔しました。
生徒さんがスマホを使っています。
なぜなんでしょうか?
もうすぐこの牛が子どもを産みそうなので、牛の様子とスマホに送られてくる体温の変化をスマホで見ていたんです。
このように体温がグラフで表示され、体温の変化を管理することができます。
そのほかにも、首に着けている計測機器で牛の発情周期がわかったり、発情の周期がきたタイミングで種をつけたりしています。
スマート畜舎

IT技術を活用して省力化や、生産性向上。
遠隔作業などを実現する新たな畜産スタイルです。


取材に伺ったときはちょうど実習の時間で、学生さんたちは自分の作物にそれぞれ手をかけていました。
ブドウの摘粒作業現場
摘粒とは

上を向いている実・下を向いている実・小さすぎる実・傷がついている実などを間引いて、残った実に養分を回すための作業です。

学生さんは「疲れるけど、できたときのことを考えると楽しいです」は仰っていました。

農業大の学生は全員農家になる?

家が非農家の人もいるので、県庁やJAなどに就職する人もいるそうで、農家一択ではないそうです。

福岡など少し遠いところから来ている人もいるそうです。
しかし通いではなく、農業大学校は"全寮制"です。
寮生活は?

1人だと充分なスペースの部屋です。

学生さんは「農業大学校は2年と短いですが、寮生活で距離が縮まります。将来的にも付き合っていけるような仲間ができるかなと思いますね」と仰っていました。

学生さんたちは「専門的知識」を習得すると同時に、かけがえのない「仲間」をこの学校で得ていました。

【2023年6月15日放送 かちかちPress サガらぼより】

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