みやき町白壁にある「千栗八幡宮」

こちらの神社に歌姫が舞い降りたという事でお話を聞いてきました。

千栗八幡宮に舞い降りた歌姫とは？

宮司の東さんにお話を伺いました。
「歌姫と言っても姫といっていいかわかりません。オスかメスかもわかりません」と仰っていました。

"舞い降りた"と表現していますが、本当に飛んで来たんだそうです。
歌姫に会いたくて来る参拝客もいて、すでにファンがついているそうです。

こちらが歌姫の正体。オカメインコの「オカメちゃん」です。

名刺も持っていて、千栗八幡宮の広報部長です。

オカメちゃん見たさに参拝客が増加中だそうです。

肝心なのは歌です。
ミッキーマウスマーチを歌うそうです。

宮司が鼻歌で歌うと、続けて歌ってくれます。
この日は残念ながら歌ってくれませんでした...
オカメちゃんはその日の機嫌によって歌ったり歌わなかったりするそうです。
朝と昼に歌ってくれる可能性が高いんだそうです。

オカメちゃんと宮司の出会いは2年前。出会いにはドラマがありました...

2年前のある日、2羽のカラスから逃げる白い鳥(オカメちゃん)が千栗八幡宮にやってきました。
そのままお宮の中に入り、まるで神様に助けを求めているように見えたそうです。

参拝客が「あっやられた」と言っていて食べられる寸前でした。

こちらはオカメちゃんを救ったときの写真です。カラスに追われていたオカメちゃんは、その日に懐いていたそうです。

実は、人と鳥の出会いは千栗八幡宮の創建に大きく関わっています。

こちらは千栗八幡宮の創建の絵です。
千栗八幡宮は724年 郡司の壬生春成(みぶのはるなり)によって創建されました。

馬に乗っている人物が壬生春成です。山へ狩りに来たところ、弓の上に鳩がとまったそうです。不思議なことがあるなと思い、当時の天皇にその出来事を説明すると「"八幡様の降臨の印"だろうから、お宮をそこに建てなさい」と言われ千栗八幡宮を建てたんだそうです。

弓の先に鳩がとまってからちょうど1300年経ったころに今度はオカメちゃんが飛んできたそうです。

オカメちゃんは千栗八幡宮の神様に助けてもらって、今は参拝客と楽しくすごしています。

千栗八幡宮は2024年で創建1300年を迎えるそうで、記念にこのようなお守りを作っています。

オカメちゃんは広報部長と肩書きがついていて、千栗八幡宮にとってなくてはならない存在です。