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ピックアップ

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2023.09.01

「森林は地球の肺」森林組合の活動とは?

今回のテーマは「森林をより身近に!」
カーボンニュートラルとは?

二酸化炭素などの地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量から
森林などによる吸収量を差し引いて、二酸化炭素などがゼロになる。均衡がとれている ということをカーボンニュートラルと言います。
この目標を2050年までに世界の半数以上の国が達成すると表明していて、日本も同じように宣言しています。


神埼市脊振町あたりにやって来ました。
鬱蒼とした生い茂る木々がたくさんある森林です。

足元も危なく、荒れているように見えます。
こちらの森林は長年手入れがされておらず、間伐作業が必要な森林です。

森林は「地球の肺」といわれています。
二酸化炭素を吸収して、酸素を放出していて、環境問題にとって大きな役割を果しています。
他にも土砂災害を防いだり、水を綺麗にする効果もあります。
日本の国土の3分の2は森林です。
日本の森林は、保有者が不明の森林や、境界線が不明確な森林が多く、森林の管理ができていない状況です。
こちらは、昭和20年代の佐賀市富士町の様子です。
乱伐によって荒廃していました。

こちらは現代の佐賀市富士町の様子です。

先人の努力により美しい森へと変わりました。
このような"美しい自然"は代々人が作り出したものなんです。

森林は人の手で整備しなければならないということです。

間伐作業を見に行きます!

今回は「佐賀東部森林組合のみなさん」にお世話になりました。

現在間伐作業を終えたところだそうです。
間伐作業とは

バランス良く木を育てるためや、成長が遅れた木などを倒して、他の木の成長を促すためにする作業です。

木を全部伸ばすと日光が入らず、成長も悪くなります。

間伐といっても木を切るだけではありません。

まずは足元の木や枝を切る「除伐」。次にどの木を切るか「選木」し、最後に「間伐」を行います。ひとつの場所で5か月以上かかるそうです。
30%~40%を間伐作業するそうです。

特別に間伐作業を見せていただきました!

※専門家の安全を確認した上で特別に撮影しています

少し切れ込みを入れたあと、反対側から追い口を入れて間伐します。
倒れました!
予定通りの場所に倒す凄い技術です!

佐賀東部森林組合の班長さんは「先輩方が気を植えつけて下刈りをして枝打ちをして成長をさせていった木を、適正な形で間伐をしながら自然観光に留意しながらやっていきたい」と話されていました。

今回のような森林を守る作業は佐賀県森林環境税で進められています。
佐賀県では、自然環境を考えるきっかけ作りとなるイベントがたくさん開催されています。まずはこのようなイベントに参加してみるのも良いかと思います。

イベントは【森川海人っプロジェクト】のHPやSNSでご確認ください。

【2023年8月30日放送 かちかちPress 知ってる?カーボンニュートラルより】

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