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オーダー受注可!こだわり技法で映える家具も 諸富町「門田木工」
特徴は「少量多品種生産」
タンス・チェストをオーダーで受注しています。
奥行きや引き出しの深さなど細かいオーダーも受けています。
これまでにオーダー家具を1万通り以上作っていて、全国の販売店に出荷しています。
オーダー家具を受注する木工所は珍しくありませんが、門田木工では一般的にはオーダーに向かないと言われる"ある技法"を使って注文を受けています。
代表取締役 門田陽一さん「オーダー受注を始めた最初の頃は、量産向きの『木ダボ』を用いて接合していました。しかし、引き出しはタンス類の中で一番動かすことが多い部分で、角がひとつでも緩むとひずみが増し、全ての角がバラバラになってしまいます。引き出しは非常に大事な部分なので『蟻組み』を使いたいという想いがありました」
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「見えない部分」で引き出しの強度を支えてきた蟻組みをデザインとして、「見える部分」に前面に打ち出したシリーズも生まれました。
とてもナチュラルな見た目で、角丸加工を施したシリーズとなっています。
代表取締役の陽一さん「せっかく3人兄妹が同じ会社にいるので『自分たちの商品を作ろう』『先代に負けないように』と励んでいます。新しい商品、新しいタンスも大事ですが、蟻組みを使った別の分野、新しいシルエットの家具など喜んでもらえるものを提供していきたいなと思っています」
創業者である先代の門田洋さんが、「蟻組み」で家具を作っていたそうです。
先代が15年ほど前に「いつかまた蟻組みで家具を作りたい」と言い、それを実現するために家族みんなで考え、蟻組みの凹凸を切り出す機械を見つけて蟻組みを復活させたのだそうです。
職人の方の技術力、そして門田さんご一家の温かさがつまった「蟻組みタンス」です。
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