JR多久駅のすぐ近くにある建物
その一角にはとても珍しいお店があるということで伺いました。

THE TAILOR

海外の高級ブランドから国内メーカーまで数十社1000種類以上の生地を取り扱うオーダースーツ専門店です。

シックな雰囲気の店内

こちらが店主の岡島さん。紳士服採寸士でもあります。

素敵なスーツ姿がビシッとキマった岡島さん

元々モデルさんではなく、以前は車関係の部品を作る工場で働いていました。
その中で福岡のスーツ屋さんをまわったり、そこで測り方を教えてもらったんだそうです。

何故、オーダースーツのお店をもちたいと思ったのでしょうか？

岡島さん「海外映画が好きで、俳優が鍛えた体にスーツを着ているのを見て自分もこうなりたいと思った」
そして、こちらの広告モデルも岡島さんがされています。

また、県内のオーダースーツ専門店はこのお店を含めて4店舗ほど！
岡島さんは、1人でもオーダースーツを広めていけたらなと思っているそうです。

多久に対する想い

岡島さんは、多久市出身でご実家は約50年続くカーテン屋さん

多久でまずは認知してもらうということで始められたそうです。

お店は2023年4月から始めて、2024年の3月までという短い期間でのお店を出されているのですが、それは「チャレンジショップ」が関わっており、この場所はチャレンジするためのお店だったんです！

チャレンジショップの取り組みを行う「一般社団法人たく21」の光武さんに伺いました！

チャレンジショップ＝開業のハードルを下げる制度

チャレンジショップは2016年度に始まった取り組みで、年度ごとに1店舗を募集

チャレンジショップ サポート内容（期間：1年間）

• 店舗（コンテナハウスの1基）を月額12,320円で使用可能※光熱水費別
• 広告宣伝費2分の1を補助※上限5万円
• 経営アドバイザー等による経営指導

これまでに6店舗が挑戦し、そのうちの4店舗がチャレンジショップ卒業後、多久市内にお店を構えたという実績も！

もちろん、多久市外の人も応募が可能で、多久市の中心市街地の活性化というところでいろんな方に来ていただいて多久を知って好きになって、移住してもらうことを目的としています。

オーダースーツ専門店は店舗を持たず、出張タイプで行うお店が多いんだそうです。
しかし岡島さんは最初の一年を「知ってもらう一年」にするために店舗がほしいと考えていたところ、ちょうど出会ったのがチャレンジショップだったんです。

岡島さん「月12,000円少しで借りられるという低資金でスタートできるのは魅力。何かやってみたいと思う人はチャレンジショップを利用してどんどんやっていったらいいと思います。自分じゃ管理しづらい数字の部分やSNSの発信のやり方へのサポートも充実していて、相談できる人がいることに感謝、とても安心できます」

お店を半年…お客様の声は？

岡島さん「今までは既製品で買われるお客様がほとんどだったので、オーダーの部分に関しては自分の好きな色味や生地、デザインを作れるので『オーダーっていいね！』と言ってくれます」

今までチャレンジショップで挑戦された方々を見てどうですか？

一般社団法人たく21の光武さん「みなさん、やる気に満ち溢れていてチャレンジショップを出てからのことも考えている」

光武さん「また、特に岡島さんは地域の行事にも参加して、若い人がいろんな行事に参加して、かつ、自分でも何か挑戦したいというところでできる制度が多久にあるので、色々とくすぶっている方々もいらっしゃると思うのでそういった方も遠慮なくお問合せいただければなと思います」

岡島さんのこれからの展望

岡島さん「実家のカーテン屋の一角に出店予定です」

たく21の光武さんの今後について、多久市の中心市街地にある「京町商店街」は、空き店舗が多く存在するため、ゆくゆくはチャレンジショップに挑戦した方が、その空き店舗を利用してくれるのが理想だと話してくれました。

THE TAILOR

多久市北多久町小侍1088-2
営業時間　10:00～18:00
定休日　　火曜日
TEL　　　080-2693-6848
インスタ　thetailor_kenji