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2024.01.14

手作業で自動車のシートカバーを製造!1日に245台分 佐賀市「佐賀シューズ」

佐賀市諸富町にある「佐賀シューズ」

靴ではなく、車の「シートカバー」を製造している工場です。

佐賀シューズ 代表取締役社長の竹下さんです。
佐賀シューズ

1979年にシューズメーカーとして創業しました。
1992年から自動車内装関連の事業もスタートしました。

当初はシューズ製造と兼業でしたが、現在では自動車のシートカバーを専門で製造しています。


工場へ!

大きいロールのようなものがたくさんあります。こちらは「原反」というシートカバーを作るための生地です。付ける部位によって厚みなど生地の種類が異なります。
自動車1台で20種類ほどの生地を使い分けています。


生地をカットして重ねる

決められた長さにカットして、複数枚重ねていきます。

機械で素早くカットしています。
重ねた生地を圧縮する

まとめて切る時、ズレないように生地を重ねて圧縮します。

一気にバキューム(吸引)をかけていきます。
圧縮後の様子がこちらです。
圧縮しても品質は変わらず、重ねて切ってもズレないため、効率よくカットすることができます。
圧縮した生地をパーツの形にまとめてカット
ムダが出ないように自動で配置してカットしています。
極力捨てる部分が出ないように、パーツとパーツの間のキワキワまでカットしています。
生地の87%の部分を使用できるようにカットしています。
カット終了 → 圧縮を解除

圧縮を解除するとあっという間に生地が膨らみます。

カット工程終了 生地を取り出す
完成した生地に穴が空いています。こちらの生地はヘッドレストの棒を通す部分です。
ヘッドレスト部分以外にも、様々な形や大きさにカットされた部品が、自動車1台に対して約240種類も使用されています。
カットしたパーツを縫製する
小さなパーツから縫製し、大きく縫い合わせていきます。
こちらは後部座席の縫製を行っている現場です。
次の工程に進み、徐々に大きくなっていきます。
後部座席の最終工程
最終工程では、両サイドを真ん中のパーツと縫い合わせています。
後部座席のシートカバーが完成しました!
裏側にも取り付けようの部分などが縫い付けてあるため、後部座席のシートカバーだけで約50種類のパーツを使用しています。
佐賀シューズでは、1日に運転席・助手席・後部座席セットで245台分のシートカバーを製造しています。

細かな作業の中で品質が守られています。
今回、製造工場を案内してくださった古賀さんは「お客様の要望に応え、よりよい品質の物を作っていきたい」とお話されていました。
【2024年1月11日放送 かちかちPress 工場walkerより】

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