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2024.02.08

佐世保から移住!温泉街の“原風景”再生物語 嬉野市「旧笹屋旅館」

今回のテーマは「再生 残したい温泉街の“原風景”」
今回の舞台は嬉野です。
色々と新しく変わってきている中、原風景を大切にしていこうという事で、どういったことなのか取材してきました。

シーボルトの湯があるこちらの通り、坂になっています。
こちら坂は「湯の端坂」という名前です。

このエリアが今、新たに再建されているそうなんです。

温泉街の象徴でもある「シーボルトの足湯」や
人と人との会話が聞こえてきそうな青果店や駄菓子屋さん。
ノスタルジックな雰囲気が漂います。
そんなこの坂を嬉野の人たちは「原風景」と呼ぶんだそうです。

その景色の中でもひときわ存在感を放つのが「旧笹屋旅館」

現在、改装中で2024年3月に「喫茶・笹屋」として生まれ変わります。

出迎えてくださったのは 宇田川恵さん

中は絶賛工事中です。
Q.こういう形でまた新たに喫茶店を始めようと思いましたか?

宇田川さん「みんなが集える憩いの場を作りたいと思っています。」

嬉野の原風景を残したい。
強い思いを持って「笹屋」の改修にあたっている宇田川さんですが、実は佐世保出身で、嬉野で生まれ育ったわけではありません。

嬉野を選んだ理由は?
  • 旅館のおもてなしの心がある
  • 日本の伝統文化が息づいている
  • 温泉の豊かさ
  • 商店街などに日本の風情を感じる
  • 自然

宇田川さん「嬉野で結婚式を挙げたのもあり、ゆくゆくは嬉野で過ごしたら良いねと主人と話していました」

あふれる“嬉野愛”がそこにはありました。

旧笹屋旅館の館内を見せていただきました。

旧笹屋旅館

創業は江戸時代と言われています。高度経済成長期には、慰安旅行などでにぎわいましたが国内旅行の低迷で2000年に廃業しました。
面影を大事にしつつ、オープンに向け改修が進められています。

昔宿泊カウンターだったこの場所をレジする予定です。
事務所&従業員スペースは、厨房に。

歴史を感じる雰囲気たっぷりの場も残っています。

館内の奥には中庭があり、取材当時は雪化粧でとても綺麗でした。

中庭が見える廊下は喫茶スペース(客間)へ。

厨房だった場所も、ゆったりくつろげる喫茶スペース(客間)に。
従業員控室だった部屋には地域の人たちが自由に使える交流スペースを作るんだそうです。

いかにも旅館らしい階段で2Fへと上がっていきます。
以前は、宿泊部屋が10部屋ありました。

喫茶店のオープンと同時進行で2階も改修を続けます。
“笹屋”の名前を残したいという想いから、店名は「喫茶 笹屋」

カフェがオープンした後には使える状態にして、次の世代にバトンを渡したいんだそうです。

新たな温泉街の“魅力”になり得る場所だと感じました。

【2024年2月7日放送 かちかちPress 旬カン! i-FOCUSより】

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※営業時間や提供メニュー、料金は掲載当時のものです。掲載時から変更になっている場合がございます。

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