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2024.06.04

食品ロスを減らそう!事業者も消費者も喜ぶ「SAGAタベスケ」の取り組みとは?

そもそもカーボンニュートラルというのは…?

「二酸化炭素など地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量から森林などによる吸収量を差し引いて実質的にゼロとすること」

今回取り上げるテーマが、食品ロスに関する事です。
そもそも食品ロスとは…本来食べられるのに、捨てられてしまう食品のこと。

令和5年に農林水産省が発表した最新の食品ロス量がこちら。

令和3年度の食品ロス推計値ですが事業系で年間279万トン。家庭系で244万トン。合計523万トンが食べられるのに捨てられているということになります。

そこで、今回のテーマは「もったいないの心で食品ロスを減らそう!」

食品ロスを減らすアクションとして
  • 買い物前に冷蔵庫などの在庫を確認
  • 必要以上の食材を買わない
  • ばら売りや量り売り、少量パックなどを利用
  • 「てまえどり」を意識

そんな中、今回は、佐賀市が食品ロス削減対策として導入したある画期的な取り組みを取材してきました!


佐賀市にある「佐賀市清掃工場」

佐賀市循環型社会推進課の大久保さんにお話を伺いました。

「賞味期限」と「消費期限」の違いとして

  • 「賞味期限」は、安全面も含めておいしく食べられますよという期限
  • 「消費期限」は、記載された日付を過ぎたら、食べないほうがいいという期限

ここをしっかり理解することが、食品ロスを減らすことにつながるそうです。

ある画期的な取り組みとは

SAGAタベスケ

佐賀市の事業者と消費者をマッチングさせるサービス

➀アプリをダウンロードする
➁事業者が賞味期限の近い 食品ロスになりそうな在庫をSAGAタベスケのサイトに出品
③タベスケに登録している消費者は出品内容を見て購入
➃工場または店舗に直接取りに行く

事業者としてはお店のPRや、新規顧客の獲得など多くのメリットがあります。
消費者は家計に優しく、商品を安く購入できます。

しかし、事業者の方も食品ロスを出さないように努力されているので、いつも出品されているとは限りません。


実際にSAGAタベスケに登録されている事業者さんへ行ってみることに。
佐賀市大財にある「ギフト サンジョー」

様々なギフト商品を取り扱うお店ですが、タベスケの協力店に登録するきっかけはなんだったのでしょうか?

Q.タベスケに登録したきっかけは?

スタッフの山村さん「市役所の方がたまたまお店に回って来られて、それをきっかけにタベスケの存在を知って登録しました」

出店しているコーナーがこちら。

缶詰だと賞味期限はあと1年あります。

缶詰は保存食なので、ギフト用には短いということで登録しているそうです。

こちらの100%ジュースも、2シーズン先のものになりますが、賞味期限の兼ね合いでタベスケに登録されているそうです。

タベスケに登録されているものは基本的に、だいたい半額以下になるそうです。

そんなお店にとってタベスケに登録するメリットとは…?

店側のメリット①お店を知ってもらえる
店側のメリット➁食品ロスにつながる
店側のメリット③新たな顧客獲得につながる

また、市役所の方もサポートしてくれているのですごく助かっているそうです。


現在、SAGAタベスケに登録している佐賀市内の協力店は23あるとのことです。

サイトでは全国の自治体が登録しているので、他県の情報も見ることができますが、SAGAタベスケの協力店は佐賀市内の事業者のみとなっています。
興味がある事業者へは、現地まで出向いて、操作説明などのサポートも行っているということです。

SAGAタベスケに関するお問い合わせは

「佐賀市循環型社会推進課」
TEL:0952-30-2430

【2024年5月29日放送 かちかちLIVE 知ってる?カーボンニュートラルより】

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