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2024.06.26

ジメジメした夏!そうめんでさっぱりと そうめん作りを見学「中原製麺工場」【佐賀県神埼市】

今回のテーマは「ジメジメした夏そうめんでさっぱりと!」
夏になったら、よく目にする食べ物と言えば、そうめんですよね!
暑い夏に、食欲が落ちていても、そうめんだとスルスルっと食べられちゃう!
見た目も白で清涼感がありますよね。
今回は、作る工程で見られるそうめんのカーテンもお見せします!


神埼市にある「中原製麺工場」
こちらでは「そうめん作り」をされています。
創業明治25年 5代目の中原さんです。

こちらに置いてある商品は、全てここで作られています。
そうめんだけではなく、ラーメンの麺もありました。
そうめんの技術・機械を使いラーメンも作っています。
そうめん作りの様子を見せていただきました!

麺をつくる工場へ

ここの部屋に入った途端、小麦粉の甘い香りがします。
1回の作業で150kgの小麦粉をこねるので、小麦の甘い香りが漂っているそうです。
こちらの釜で麺をこねていきます。

そうめんに使う小麦粉です。1袋25kgでかなりの重労働!
6袋入れていきます。

そうめんは、小麦粉と塩水をこねて生地を作ります。
こねた生地を別の機械に入れて、生地を伸ばす工程に入ります。
生地の見た目が帯状なので「麺帯(めんたい)」と呼ぶそうです。
最初の生地の厚さは1.5~2cmと、そうめんにはまだ見えない厚さです。
圧力をかけて徐々にそうめんを伸ばしていき、1ミリ以下の厚さにしていきます。
続いては…。
生地を切る作業へ
シュレッダーのように細く切られていきます。
そうめんを切った後は、どこに行くのかというと…?
2階の乾燥室へ機械でそうめんを運んでいきます。
そうめんが次々と下から運ばれて行きます。
並ばれたそうめんを見てみると、まさに「そうめんのカーテン」のように美しいです。

夏のイメージが強いそうめん、繁忙期も夏と思いきや「そうめんは寒い時期に作る」のが良いそうです。

理由は、空気は冷たく乾燥しており、そうめんを作るのに一番適した時期だそうです。

そうめんは「寝かせると、おいしくなる」と、聞いたことがある人もいると思いますが、実際に寝かせることで、麺が硬くなりのど越しが良くなるそうです!
(繁忙期には、1日2トンのそうめんを作る日もあるそうです)
そのため、7割のそうめんを冬場に作り、需要が高い夏場に出荷しています。

そうめん作りは、明治16年頃、佐賀市の方が国内初の製麺機械を作って、神埼地区で普及した結果、神埼は機械そうめんの産地になったそうです。

390年以上の歴史がある「神埼そうめん」
明治時代には200軒以上で手延べそうめんが作られていましたが、今は約10軒と減っており、後継者不足や、ラーメンなど様々な食べ物が増えているなどにより減少しているそうです。


実際に工場で作られたそうめんをいただいてみると
ツルッとしたのどごしが良く、噛めば噛むほど、小麦のほんのりとした甘さがおいしいそうです。

中原さん「食べると力が出ると思うので、そうめんを食べて頑張ってもらいたい」と仰っていました。

【2024年6月24日放送 かちかちLIVE はなまるホッとニュースより】

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