佐賀市にある「名尾手すき和紙」

こちらは谷口さん。
今、紙を漉く作業をされています。
原料の梶の木と、水とのりを使用し、均一になるように和紙を作っていきます。

こちらが名尾和紙の原料「梶の木の皮」
梶は栽培からされています。
梶の木は繊維が長く、出来上がった和紙が強いという性質があります。

谷口さんが作られていたものは、卒業証書。
この後は、絞って脱水して乾燥して出来上がりです。

3年前に谷口さんは豪雨で被災しました。
貴重な道具に被害はなかったため、工房を再建しているそうです。

直営店「KAGOYA」は、2024年6月にオープンしました。
和紙を購入できるお店です。

のれんは和紙です。

中はとっても素敵。
木をふんだんに使っていてモダンです。

さらにたくさんの和紙がお出迎えしてくれてます。

コンセプトは「五感で和紙を楽しむ」
ここには、和紙が100種類ずらっと飾られています。
白は白でも厚さが違っていたり、光を通すと見た目が違うなどを楽しむことが出来ます。

植物が散りばめられていたり、色彩豊かな和紙もあります。

和紙を触ってみると、手にシャワシャワとする感じが「梶」を感じられます。ほかの和紙を触ってみると、1枚ずつ感触が全部違います。

ここでは視覚と触覚を感じることが出来ます。

梶の木 お香(30本)　3300円

梶の木からとったエキスを入れたお香です。
優しい癒される香りです。

ちなみに「聴覚」として、名尾地区の音を集めた音が店内に流れています。

こちらは「梶の葉茶」

水出し緑茶 梶 2160円

嬉野茶と梶の木の葉っぱをブレンドして作ったお茶。
いただいてみると、緑茶の少しとんがった渋みを梶がまろやかにしてくれ美味しくいただけます。

そして、こちらの壁には100種類の物が展示。
和紙が、色々なものに使えるという提案をしています。

これからの和紙の可能性を、垣間見ることができます。

名尾手すき和紙 

TEL：0952-63-0334
佐賀市大和町名尾4674-1

名尾手すき和紙

9:00～17:00
定休日
直営店 KAGOYA…なし（盆・正月を除く）
紙すき工房…………土日祝
※平日でも紙すきを行っていない場合あり