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2024.09.09

「誰かが継がないと」郷土料理"須古寿し"を受け継ぐカフェ「とこのとこ」【佐賀県白石町】

テーマは「地域づくりで未来をつくる!SAGAローカリスト」

佐賀県を更に輝かせるために、 地域を盛り上げるための活動を主体となって行う 「自発の地域づくり」に精力的に取り組んでいる若い世代の人たちを、 県では「ローカリスト」と呼んでいて、2024年は4人いらっしゃいます。
その4人のうち、500年の歴史を持つ"ある郷土料理を次世代に伝えていこう"と奮闘している方を取材してきました。


白石町にある「とこのとこ」
白石の郷土料理「須戸(すこ)寿し」を提供しているカフェです。
木目調で可愛らしい店内です。
店主の江口さんは福岡出身で、旦那さんが須古地区の方だそうです。
結婚を機に須古地区で暮らし、郷土料理を地域の子どもに教える仕事をしていたそうです。
須古寿しという文化が「このままではなくなってしまう。誰かが継がないと」と思い、カフェを開いたそうです。
須戸寿しとは

白石町堤・須古地区に500年以上前から伝わる郷土料理です。
お祝いごとなどで食される箱ずしで、ヘラですくって食べるのが特徴です。

もろふた

須古寿しを詰めるための木の箱です。
白石町須古地区では各家庭にあるそうです。

作り方

1.酢飯をもろふたに敷き詰める

2.酢飯に切れ目を入れる

1枚1枚が「田んぼの形」と言われているそうです。

3.酢飯を具材にのせる
奈良漬・ゴボウと人参・ムツゴロウの甘煮・卵などをのせます。
※季節・家庭で具材は変わる
4.錦糸卵は「田んぼに映る月」のように丸くのせる
5.酢飯の切れ目からヘラを入れ、取り分けていただく

試食させていただきました!
「押し寿司」ではないので、米一粒一粒をしっかりと感じることができます。

江口さんは「『なつかしい』と言って来てくれる方も嬉しいし、食べたことがない方が『ここに来たら食べられる』と、地元の方はもちろん。遠方からの来客も多いです」と仰っていました。

思い描いていた「須古寿し」の広がり方を実現できています。


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参加受付 : SAGAローカリストアカデミーLINE公式アカウントから
会場 : 佐賀県庁 (佐賀市城内)
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【2024年9月5日放送 かちかちLIVE かちかちLIVE サガらぼより】

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