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「羊羹をドライブのお供にも」車のカップホルダーにおける羊羹 24時間購入できる自動販売機も 小城市「桜月堂」
小城市にある羊羹の老舗「桜月堂」
明治43年創業の歴史ある羊羹店が、伝統の技を守りながらも新しい挑戦を続けています。4代目社長の宮崎瑞奈さんが受け継ぐ小城羊羹の魅力と、時代に合わせた新たな取り組みをご紹介します。
伝統と革新が共存する店内
桜月堂の店内に一歩足を踏み入れると、伝統と革新が見事に調和した空間が広がります。
店内は、ベネチアングラスの照明などがあり、温かみのある黄白色の光を放っています。これは、3代目・永松暁久さんの提案で洋風に改装された際に設置されたものです。随所に見られるこだわりの照明が、店内に落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
昔ながらの味から新感覚まで 幅広い品揃え
桜月堂では、昔ながらの小城羊羹はもちろん、新しい感覚の羊羹まで幅広く取り揃えています。
リポーターが手に取ったのは、ピンク色の箱に入った「ラズベリー味」と、ベージュと黒の箱に入った「珈琲羊羹」。これらの新しい味わいの羊羹は、伝統的な小城羊羹の技術を基盤としながら、現代の嗜好に合わせて開発されたものです。
手軽に楽しめる「こっぷたちようかんカップ」
「こっぷたちようかんカップ」は、桜月堂の人気商品の一つです。透明なカップに入った羊羹は、車のカップホルダーにも置くことができる便利な設計で、年齢を問わず大人気となっています。
- 商品名 : こつぶたちようかんカップ
- 値段 : 320円
このカップ入り羊羹の特徴は、周りの砂糖が結晶化していることです。これにより、手を汚しにくいという小城羊羹の特徴を生かしつつ、現代の生活スタイルに合わせた商品となっています。
贈り物にぴったり「こつぶミニ」
「こつぶミニ」は、小豆、抹茶、白あんの3種類を楽しめる一口サイズの羊羹です。上品な和柄のパッケージに包まれており、贈り物にも最適です。どこでも手軽に食べられるサイズ感も魅力の一つです。
- 商品名 : こつぶミニ
プレゼントにおすすめの品々
店内の棚には、プレゼントに最適な商品が色とりどりに並んでいます。白、ピンク、緑、紫など、様々な色のパッケージが目を引きます。手書きの札が各商品の前に置かれており、一つ一つ丁寧に価格が記されています。
コロナ禍での新たな挑戦、羊羹の自動販売機
社長のアイデアで、コロナ禍には羊羹の自動販売機が設置されました。店舗の外に設置されたこの茶色い自動販売機は、24時間いつでも小城羊羹を購入することができます。
自動販売機の中には、様々な種類の羊羹が並んでいて、気軽に小城羊羹を楽しむことができます。中でも目玉商品は「こつぶたちようかん」。透明な容器に入った色とりどりの羊羹が、並んでいる様子は圧巻です。
桜月堂は、創業100年以上受け継がれてきた小城羊羹の伝統を大切にしながら、時代のニーズに合わせた新しい商品開発や販売方法にも積極的に取り組んでいます。伝統の味を守りつつ、革新を恐れない姿勢が、100年以上続く老舗の秘訣なのかもしれません。
小城市を訪れた際は、ぜひ桜月堂に立ち寄り、伝統の味と新しい挑戦が融合した小城羊羹の世界をお楽しみください。
店舗情報
- 店名 : 桜月堂
- 住所 : 小城市三日月町久米2112
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