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佐賀県の防災力アップ!最新グッズと知っておきたい情報
災害はいつ起こるかわかりません。東日本大震災から14年が経ち、改めて防災への意識が高まっています。佐賀県でも、県民の防災力アップを目指して様々な取り組みが行われています。今回は、日本赤十字社佐賀県支部の協力に基づいて作成された防災力チェックリストや、最新の防災グッズをご紹介します。
あなたの防災力は何点?チェックリストで確認
まずは、自分の防災力を知ることから始めましょう。日本赤十字社佐賀県支部の協力に基づいて作成された防災力チェックリストには、9つの項目があります。
- 各災害(地震、大雨など)の被害内容を把握している
- 災害時に正しい情報を得る方法を知っている
- 自宅、会社など関連地域の危険を確認している
- いつ避難するか決めている
- 避難先を決めている、もしくは共有している
- 避難する方法を決めている
- 家族との連絡手段、集合場所を決めている
- 非常持ち出し品(水、食料など)を準備している
- 防災訓練など地域イベントに参加している
リポーターが実際にチェックしてみたところ、9項目中4項目しかチェックできませんでした。「本当に把握していないからだめだなと思いました」とコメントしています。皆さんも、ぜひチェックしてみてください。
ハザードマップで我が家の安全性をチェック
避難するかどうかを判断するためには、住んでいる地域の安全性を確認することが重要です。そのために役立つのがハザードマップです。
佐賀市のハザードマップを例に見てみると、津波の危険性が高い地域と地震の揺れやすさが高い地域が異なることがわかります。「災害の種類によって地域の危険度が異なる」ことを認識し、自分の住む地域の特性を把握しておくことが大切です。
TKB48で快適な避難生活を
避難所での生活を少しでも快適にするために、一般社団法人避難所・避難生活学会が提唱しているのが「TKB48」です。これは「トイレ、キッチン、ベッド」の頭文字をとったもので、これらを48時間以内に避難所に届けることが重要だとされています。
最新型防災トイレ「ラップポン」
唐津市役所で取材した最新型の防災トイレ「ラップポン」は、水を使わずに排泄物を処理できる優れものです。使用後、リモコンのボタンを押すだけで約90秒後にフィルムに包まれた状態で排泄物が出てきます。
唐津市役所危機管理防災課の田中係長は「避難所で水が使えないこともある。トイレに関してもにおいが問題になるので、においの問題を解決するのにいいトイレになっています」と説明しています。
食品加熱袋で温かい食事を
発災状況によっては物資がすぐに届かない可能性もあります。そんな時に役立つのが食品加熱袋です。発熱剤と温めたい食べ物、決められた分量の水を入れると、15分~20分で温かくなります。ガスや電気がなくても食事を温められる便利なアイテムです。
段ボールベッドで快適な睡眠を
避難所では床に直接寝ることが多いですが、ほこりを吸い込んだり冷気で体調を崩したりする可能性があります。そこで役立つのが段ボールベッドです。
唐津市から借りた段ボールベッドは300kgまで耐えられる頑丈さです。リポーターが実際に寝てみると「固めではあるけど、この床面のマットのおかげでもう寝心地いいですよ」とコメントしています。
さいごに
佐賀県の防災担当者は「県全域が被災する大規模災害が発生した場合は不足する可能性もある。各家庭で食料・水・携帯トイレなど備蓄してもらいたい」と話しています。
自助・共助・公助がありますが、まずは自分で自分の身を守ることが大切です。今の自分の防災力を把握し、いつ来るかわからない災害に早めに備えましょう。
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