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2020.10.09

再発見!シュガーロード銘菓めぐり②『塩田宿・牛津宿』

「再発見!シュガーロード銘菓めぐり」。

今回は塩田宿をスタート、牛津宿までの銘菓をめぐります。

水陸交通の要衝だった塩田宿。現在の嬉野市塩田町です。

有明海の干満の差を利用して、陶磁器やその原料となる天草陶石などの積み下ろしを行う港として発展しました。陶石とともに、多くの砂糖も運び込まれました。

街道沿いでは、長崎の中国人から伝わったとされる「逸口香」。材料は砂糖と水だけですが高度な技術を要するお祝い菓子「金花糖」など、特徴あるお菓子が生み出されました。

牛津宿は、「西の浪速」と呼ばれるほど、商人の町として栄えました。有明海から牛津川をさかのぼる船が、様々な物資を運びました。牛津宿の質屋の主人が87年間にわたって 街道の往来模様を日記に綴っています。

牛津にほど近い小城は、江戸時代、小城鍋島藩の城下町として栄えました。「羊羹の里」として知られ、最盛期には50軒を超える羊羹の店で賑わっていました。

創業明治32年、村岡総本舗。

原料にまさる技術なし という信念のもと、練上がった羊羹を木箱に流し、一昼夜寝かせる昔ながらの手間隙かけた製法で生み出される小城羊羹は、今や海外までその名が知られています。

もとは砂糖の蔵だった建物を改装した資料館には、道具や原料などが展示してあり、羊羹づくりの歴史を知ることもできます。

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