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鶴丸 英樹のブログ記事
わたしの平成記⑪(平成11年)
平成11年・1999年
FNS27時間テレビの1コマ。
2年ほど前にもアナ日記にあげた写真ですが、この年、系列対抗のスーパーバスケ大会で見事、サガテレビ代表チームが優勝しました。
FNS27時間テレビでは毎年、系列各局対抗企画があったのですがなぜかサガテレビは抜群の力を見せ私が中継に関わった分でも○×クイズ王大会で2回、スーパーバスケ大会で2回、全国一斉期末テスト(サマージャンボ・バカ)で1回、合わせて5回も頂点に立っています
楽しかったな~
佐賀県ではこの年、みどりの森県営球場が完成。
プロ野球の公認規格を満たした県内最大の野球場で「これでプロ野球の試合が佐賀で見られる」と興奮したものです。
甲子園を目指す高校球児の戦いの舞台にもなっています。
もう一つ、県立宇宙科学館「ゆめぎんが」もこの年の開館です。
子供たちが楽しみながら科学を学べる施設として人気。
企画展の内容も濃く、かちかちPressでもよく中継でお世話になっています。
さて、私ぐらいの年代だと、1999年と聞くと人類滅亡を示唆したとされる『ノストラダムスの大予言』を思い浮かべる方、多いのではないでしょうか。
「1999年7の月空から恐怖の大王が降りてくるアンゴルモアの大王を復活させるためにその前後の期間 マルスは幸福の名のもとに支配に乗り出すだろう」
訳者によって多少の違いはありますがだいたい、こういった内容です。
恐怖の大王の正体は“核ミサイル”なのかそれとも“巨大隕石”なのかはたまた“未知のウイルス”なのかいろんな解釈がありました。
私も中学生のころでしょうか、五島勉さんの大予言シリーズの本を読み怖くなり、夜眠れなくなったことは1度や2度ではありません。
さすがに大人になってからはそれまで的中したと言われている予言詩についても「こじつけじゃん!」と思い信じていたわけではありませんが、世紀末思想というか何かよからぬことが起きるのではないかという漠然とした不安が世の中にあったのかもしれません。
結局、7月が過ぎても地球は滅びませんでした!
もう一つ、この年心配されたのが『2000年問題』です。コンピューターシステムで、日付を扱う際に4桁の西暦の数字のうち下2桁のみを取り扱い上位2桁を省略しているのが原因で99から00に変わったとたんに誤作動を起こすのではないかという危惧です。
991231⇒000101
“銀行のシステムがトラブルを起こす”、“航空機が墜落する”、“原発が暴走する”、“核ミサイルが誤発射される”等々いろんな懸念が取り沙汰されました。(ノストラダムスよりは説得力・現実味がありました。)
各自治体の消防団が待機するような状況のなか特にトラブルもなく 1999年12月31日から2000年1月1日に無事、日付が変わりました。もともと、さほど大きな危機ではなかったのか、それとも技術者や関係機関の努力のおかげなのか。
くわしくはわかりませんが何はともあれ2000年代に入りました。
【平成11年のおもな出来事】
■東海村臨界事故
■宇多田ヒカル デビュー
■『だんご3兄弟』 『LOVEマシーン』 大ヒット
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