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2020.10.13

再発見!シュガーロード銘菓めぐり④『佐賀宿Ⅱ』

「再発見!シュガーロード銘菓めぐり」。佐賀宿のお菓子屋さん巡りの続編です。
今回は佐賀のお菓子業界のニューカマーが登場します。

佐賀の街を東西に横切るのが長崎街道です。かつて佐賀城下を旅した出島のドイツ人医師・ケンペルは、日記に「町そのものは大きく、また人口も多く、規則正しくまっすぐ通る町筋を横切って運河や川が流れ・・・」と記しています。

佐賀市の銘菓といえば「村岡屋」。村岡屋の「さが錦」は、じっくり焼き上げた浮島生地に特製のチョコレートをぬり、バームクーヘンでサンドした和洋折衷のお菓子。佐賀の伝統工芸「佐賀錦」をイメージして作られました。

この「さが錦」の進化系のお菓子が「さが錦ロール」。外側はさが錦のバームクーヘン。中には厳選した小豆とたっぷりの生クリーム、ふんわり重すぎないスポンジを入れた進化系スイーツです。

佐賀城下では、街のあちこちでエビスさんに出会います。商家が栄えた佐賀宿。商売繁盛の願いが込められています。街道をゆく旅人も見守ってきたのでしょう。

続いては、こんなエビスさんが鎮座するお店。佐賀市川上峡の橋のたもと、元祖吉野屋。明治15年創業の白玉まんじゅうのお店です。

こんなキャラクターが出迎えてくれます。

自家精米したうるち米を石臼でつき、その粉を蒸し、蒸した生地をこねます。こねては蒸し、こねては蒸し、こしあんを包んで また蒸します。

地元でお祝いごとやお祭りのときに作られていた伝統のお菓子ですが、この進化系のスイーツが「白玉饅頭パフェ」。通常の3分の2の小さな白玉饅頭をトッピング。抹茶や佐賀市三瀬村産のブルーベリーを使った新たなスイーツです。

現在創業138年目、伝統のお菓子と進化系のスイーツで、200年続くお店を目指しています。

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