海をつなぐ(再放送)
宝の海「有明海」。九州の4県(佐賀、熊本、長崎、福岡)にまたがる有明海は阿蘇山を水源とした筑後川をはじめ、大小100以上もの河川が流れ込む豊かな海です。潮の干満の差が最大6mと大きく、その海流が生む干潟によって、個性豊かな生き物の生態系が育まれています。
佐賀市のノリ漁師、杉町省次郎さん(69)。
ノリ養殖に携わって51年、杉町さんは豊かな海「有明海」を後世へとつなぐために様々な活動を行っています。昔ながらのノリの手すき天日干し加工や、山と海をつなぐ植林活動等を若手後継者とともに続けています。昭和28年、ノリの人工養殖技術が実現化したことを機に、有明海はノリ養殖日本一の生産地となりました。しかしながら、ノリ生産者の高齢化と後継者不足が深刻な問題となっています。
九州といえども冬の海は寒さも厳しい。しかも夜の作業が続きます。苛酷なノリ養殖の現場に密着し、杉町さんの熱い思いを紹介します。
【サガテレビ制作】
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