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僕とカルピスとカロリーメイト【筋肉王企画 Vol.88】
皆さんこんばんは、
サガテレビ3階西側最強のバルク福田です。
昨日の続きを書きます。
「自転車で佐賀に帰りなよ?」と提案してきた大人の方とは、某証券会社を退社し起業した部活の先輩でした。
“THE 今どきの起業家”と言う感じで、言ってることが全て的を得ている感じがして憧れていました。
当時の僕は就活で迷走していたので、この先輩に相談をしました。
するとその人は、「お前は将来高級車に乗りたいんだろ?だから道を歩いてても、軽自動車には目が行かず、高級車ばっかり走ってるって感覚になるんだよ。でも実際は軽自動車や普通車ばっかなんだよ世の中は」という、「ん、おう、あ、なるほど・・・」というアドバイスをくれました。
更に続けて、「だからさ、自分の視野を広げるためにも、一回辛い思いしてこいよ?自転車で佐賀まで帰ったら、軽自動車でも乗れるだけで幸せってことに気付くよ」と助言してくれました。
そして僕は、「たしかに!」と思い、愛車のルイガノに乗って佐賀を目指しました。
三鷹から調布、厚木、秦野と、僕は止まることなく走り抜けました。
「人のチカラってこんなにすごいんだ」
これまで走ったことがない距離を走った僕は、人間の持つ内なるパワーを感じ始めました。
途中のコンビニで買ったカルピスは、僕の筋繊維の奥の奥まで染みわたっていきました。
そして僕は沈みゆく夕日に向かってこう言いました。
「おい夕日よ、カルピスってこんなに濃かったっけ?」と。
時間も午後18時に差し掛かった頃、僕は御殿場市という所にいました。
アウトレットがある街で賑やかなんだろうな~と思っていましたが、中心地以外は坂ばっかりですごくきつかったです。
どれだけ登っても見えてこない街の光に、僕は思わず逃げ出しそうになりました。
その瞬間でした。
僕の脳内で、「勝つか負けるそれは分からない~それでもとにかく闘いの~出場通知を抱きしめ~あいつは海になりました~」と、中島みゆきさんの「fight!」が流れ始めました。
同時に、僕は2浪していた頃を思い出しました。
周りは皆大学生になっていく中、ゴールが見えない受験戦争を駆け抜けていた自分、そんな当時の自分と、真っ暗な道を走る僕は、どこか似ているような気がしました。
「負けるもんか」
カロリーメイトを一口かじった僕は、スピードを上げました。
「ファイト!戦う君の歌を、戦わい奴らが笑うだろう、ファイト!冷たい水の中を震えながら登っていけ!」
この曲に支えられた僕は一気に坂を登り切りました。
そして僕は、これまで見たことがない「静岡の広大な土地に広がる絶景」を見ることが出来ました。
これまでの僕は、「良いものが欲しい」「高いステータスが欲しい」そんなことばかり考えていました。
しかし、この経験を経て、本当に大切な事ってそんな表見的なものじゃない。
「戦い続ける、ゴールが見えなくても闘い続ける」それが大事なんだと気付くことが出来ました。
これが貴社(博報堂)を志望した理由です。
私は貴社に入社し、カロリーメイトのCMのようにもがき苦しんでいる人に勇気や元気を与えられるような仕事がしたいと考えております。
と、「結局この経験を美談に仕立て上げ、あたかも自分がカロリーメイトのCMの主人公になったつもりで博報堂さんのエントリーシートを書いた」
という最低な話でした(笑)
※「とどけ、熱量」とyoutubeで調べたら出てくるかもです(笑)
ちなみにですが、この文章で修正点がいくつかあります。
※途中カルピスは飲んでません。飲んだのはプロテインです。
※途中カロリーメイトは食べてません。食べたのはすき家の牛丼特盛です。
※良いものは要らない、ステータスは要らないと書きましたが、今もゴリゴリ良いもの欲しいですし、ステータスも欲しいです。
何故また元に戻ったかも、シリーズ全て読んでいただけたら繋がります。
ちなみにこの話は自転車旅の6分の1くらいです。
まだまだ続きます。
次回は「福田VS富士サファリパーク」です。お楽しみに!
サガテレビ営業部 福田
鳥栖市生まれ、東京都育ち。( ※東京には大学5年しか住んでいません )
好きなタイプ:新木優子さん(鼻が眉間くらいから生えてる人)
尊敬する人:青年実業家の吉田皓一さん
自慢のカラダのパーツ:「綺麗に生え揃った真っ白な歯」
将来の夢:東京支社長になって新宿のタワーマンションに住むこと
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