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波佐間 崇晃のブログ記事
リアルを越える!!
県立美術館で開催されている「超写実展」に行ってきました!
↓の作品はスペインの作家ジョルディ・ディアス・アラマ氏の作品
「惑星王。ベラスケスへのオマージュ。フェリペ4世騎馬像」です。
注目はこちら(私の手の先!)
風になびくマントがリアルに表現されています。
キャンパスの上に凸凹が作られています╰(°ㅂ°)╯
これにより光の反射具合が絶妙に調整されているそうです。
↓は国内を代表する写実絵画家、小木曽誠さんの作品「森へ還る」です。
写真ではありません…!!
髪の毛も1本1本、とてもリアルに描かれています。
見れば見るほどその魅力に引き込まれる写実絵画。
千葉県の「ホキ美術館」で広報を務める安田茂美さんは「写実絵画の魅力」について次のように話されました。
(ホキ美術館は日本最初の写実絵画専門美術館です)
安田さん
「油をキャンパスの上に何重にも描くことでとても複雑な絵を表現できる。
例えば、光は3原色交わらせると白になり、明るく見える。だから普通は絵を描く時に白を使う。
しかし写実絵画ではそうはしない。絵に凸凹を作り、絵を見ている人間の目の中で光を合成させようとする。
その方がより明るく、よりリアルに見える」
「写実絵画とは何か」という質問を投げかけたところ、
「人間が持っている感情や判断をもとに何を描くか。
写実絵画は対象をただ正確に描写するだけではない。真実・存在感を描くということを焦点にして描くこと」
と答えられました。
哲学的ですね。
写実絵画には「現実とは違う理想」や「メッセージ」が込められている作品が多くあります。
皆さんも是非!魅力溢れる写実絵画の数々を、是非その目でお確かめいただけたらと思います!
「超写実展ーリアルを越えた絵画ー」は
11月10日(日)まで県立美術館で開催されています(*´∀`)
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