久保柚葉(ゆずは)さん・香葉(このは)さん姉妹。2018年に取材したときは、14歳と11歳でした。

福岡県福岡市にある「アクシオン福岡」の体育館で2人が所属するチームが練習しています。

姉の柚葉さんは高校1年生、妹の香葉さんは中学1年生に。ちょっぴり大人になりました。

バトントワーリングとは、音楽に合わせてバトンを回したり、空中に投げたりしながら演技する芸術性の高いスポーツです。

2人が所属する「ゴールデンハーツバトンチーム」は、全国屈指の強豪チームで30人以上が所属しています。

柚葉さん・香葉さん姉妹の最近の成績を聞きました。
まずは柚葉さん。
2018年12月に行われた18歳以下の全国大会で見事3連覇を達成!柚葉さんは主力メンバーとして活躍しました。

それだけじゃありません!
2019年8月にフランスで行われた、バトントワーリングの年齢制限のない世界大会で柚葉さんが所属する「ゴールデンハーツバトンチーム」が優勝!世界一に輝いたんです!

柚葉さんに世界一になった時の心境を聞くと「日本代表になれただけでも嬉しかったけど、世界大会という場で1位になれてびっくりした。嬉しい気持ちと、今まで支えてくれた方々に感謝の気持ちでいっぱいになった。」と話してくれました

世界一になったことについて、チームの顧問・安武寛子先生は「予選も1位で通過して、決勝もノーミスだった。チームのみんなはとても立派だった。」と話し「おそらく日本のバトントワーリング界が震撼した。でかした!という気持ち」と、世界一という結果がどのくらい素晴らしいものだったかを語ってくれました。

続いて香葉さん。
2018年12月に行われた12歳以下の全国大会で2連覇を達成!しかもチームのリーダーとしてみんなを引っ張りました。

香葉さんについて柚葉さんは「自主練もコツコツやっていて、出来なかった技も出来るようになってきて、とても努力家だと思う」と話してくれました。

毎日練習をしているという香葉さん。「練習しないと上に行けない」と話します。その努力の結果が全国2連覇につながったんですね♪

柚葉さんと香葉さんは武雄から福岡まで1時間以上かけて練習へ通っています。なので練習への参加も遅くなり、練習時間も限られてしまいます。

2人は週に6日福岡に通って練習し、休みの1日は地元の体育館で自主練をしているそうです。

2人について安武先生に聞きました。
柚葉さんについて「家も遠いのに、練習時間にはちゃんといる。チームのミーティングなどがあると、夜9時半ぐらいまでかかることもあるが終わるまできちんといる。そして次の日の練習には必ず来るからえらい。」と話し、香葉さんについては「すごく真面目。よく練習しているし見るたびに上手になっている」と話しました。

そんな2人にも少し変化が…。
中学校と高校に進んだばかりの2人。勉強とバトンの両立が難しく、練習する日数をセーブしているそうです。

ですが、いつ大会に出場してもいいように少ない日数ながら練習を重ねています。

そんな2人には「やりたいこと」が。
「前に姉妹でチーム演技をしていたので、またいつか一緒のチームで演技したい」そうです。

柚葉さんは「バトンは大好きなので、すぐに選手に戻れるようずっと続けていきたい。」と話してくれました。
これからの2人にも注目です♪