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2020.01.15

ボトルフラワー作家 出口栄子さん

ボトルフラワー作家・出口栄子さんをご紹介します。
乾燥させた生花を、容器に密封して作るボトルフラワー。 ドライフラワーと違い、 短い時間で乾燥させるので、形や色を生花に近い状態で保存することができます。

「その時その時の思いと思い出を、この瓶の中に一緒に封じ込める。 だから、結婚式だったら結婚式の雰囲気を10年、15年眺めて頂くために 自然体でより美しくということに気を付けて作っている。」そう話すのは、ボトルフラワー作家の出口栄子さん。 約20年前、展示会で見た作品に魅了され、現在は教室を開き、たくさんの人にその魅力を伝えています。

もともと花が好きだった出口さん。 ボトルフラワーを始めたころ、作品作りのため様々な場所に花を摘みに行っていましたが、そこである悩みに直面します。 「山野草を採ってきたら、持って帰って来ているうちに完全にしおれてしまった。 菜の花にしても、一生懸命、水あげしながら持って帰ってきても、やっぱり柔らかくしわっとなってしまう。」

「咲いてすぐの、生命力のより強い花を作品にしたい」
そんな思いもあり、出口さんは梅や桜をはじめ、様々な季節の花や山野草を庭で育てるようになったそうです。

花を摘むと、その美しさを保つため、すぐに乾燥剤の中に入れ約2~3週間乾燥させます。
「乾燥する時には、花の持つ自然の形を壊さないように、そのまま乾燥させていきたい。おしべめしべもしゃんと立ったままにする。」と乾燥させるときのポイントを話す出口さん。
作品を作る時も「作品にする時には花びらも全部ばりばりに乾燥しているので、それを壊さないように。作品の前後は決めて作っているが、 丸い瓶が多いのでどこから見てもきれいなようにいつも考えている。 限られた容器の中で表現しなくてはいけないから難しい。」と細心の注意を払います。
生け花と同じように、主役やそれを引き立たせるわき役、 季節や物語などを考え容器の中にアレンジして作品を生み出します。

出口さんは今後について「1つの作品の中に思い出とか感情とか色んな物が含まれて感動を呼ぶ。そういう思いで作っていくと楽しいので、これから先、 元気な間ずっと続けていきたい。」と話してくれました。

  • 作品は工房や作品展の際に購入可能
     小さい作品は3,000円~
  • 教室は佐賀市やみやき町で開催中
    月1回・4,000円+材料代

※詳しくはお問い合わせください

年に2回、出口さんや生徒さんの作品を展示した教室展を開催。(春は3月に佐賀教室展、秋は9月にみやき町の教室展)
2020年は3月17日(火)~22日(日)に佐賀市のアバンセで佐賀教室展を開催。そこで、出口さんの作品を購入することができます。

ボトルフラワー「花」
電話番号:0942-96-4561

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