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2020.02.26

回して、回して、回させる!癒しと笑いを届ける男前

肥前國猿廻 葉隠猿芸舎の中村鉄平さんと、相方の元右衛門くんをご紹介します。


伊万里市出身の中村さん。猿回しをする傍ら、猟師としても活動されています。
猟師免許を取得した際に住んでいる地域でイノシシの被害が大きかったため、イノシシ猟を始められたそうです。元々動物好きである為に苦しいと思うこともあるそうなのですが、動物を好きだからこそ、捕まえた際には血の一滴も無駄にしないように活用されているそうです。

元右衛門くんは、人間で例えるとだいたい5歳ほど。まだデビューも間もなく、現在、猛特訓中です!

そして今回、猿回しの芸を披露してもらうのですが、元右衛門くんはまだデビューしたてで心許ないということで、先輩も駆けつけてくれました!

五右衛門くんです。
人間で例えると10歳ほど。ショーにも出演しているベテランです。


まずは、元右衛門くん。
現在、遊びの中で人間の言葉を認識するような練習を毎日やっているそうです。「歩く」「座る」という中村さんの呼びかけにきちんと答えていました。

そして先輩の五右衛門くん。見事なジャンプを披露してくれました!

最後は二人で木登り芸です。
五右衛門くんは頂上まで軽々と登ってくれました!流石先輩です。
そして、元右衛門くんはというと…残念ながら途中で中村さんの肩に飛び移ってしまいました。

中村さんの仕事へのこだわりは「共生」。

「猟師として普段はイノシシを駆除するかたわら、子猿を育てて、猿まわしをしております。矛盾しているじゃないかとよく言われますが、殺すことで活かす事も出来ると考えています。猿も猪も農作物を荒らす害獣とされています。イノシシは血の一滴も無駄にしないように心がけて感謝の気持ちで頂いております。そして気性が荒く、調教が難しいとされるニホンザルですけども、訓練することによって、癒しと笑いが提供できます。これからも、一緒に生きていきたいと思っております。」と仰っていました。

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