ピックアップ
pickup
ユニーク練習で卓球全国大会へ 親子二人三脚
いまどきの練習方法で卓球の全国大会への切符を手にした小学6年生を紹介します。
真史くんが卓球を始めたのは小学校3年生の時。
母親に「何か子供にスポーツ教えたら」と言われ思い立った父親のススメで、地元・武雄市の卓球教室に親子で通い始めました。
福田真史くん:「自分のサーブが通用したり強い人に勝ったり、勝てなくてもいい試合ができたらいいなと思う」
指導するのは高校時代に佐賀県を制した中原直弘さんです。
中原直弘先生:「素人の方が来ますので基本からですね。上手な人でも基本からしないと伸びないです。(真史くんは)向上心があるので集中して練習してます」
福田真史くん:「勉強とかで忙しい塾とかで全然(練習に)来られなかったから、来られたときはやれて嬉しい」
この冬、中学受験をした真史くんはここ半年ほどは週に1回、塾のあとに教室に通っていました。
充分な練習時間が取れないため教室以外でしていること、それが…ユーチューブでの研究!
実は、動画を最初に見始めたのは父の真一さん。
父・真一さん:「自分も(卓球は)素人なのでそろそろ教えるのにも限界が…。ユーチューブを見てユーチューブの受け売りと中原コーチの受け売りで(教えてる)」
動画の中で披露している曲芸を見て手首の使い方、身体の動かし方などを研究。それを参考に、時間を見つけては親子練習しています。
福田真史くん:「すごく上手で楽しかったサーブがもうちょっと低く出したらいいよと言われた」
このほかにも中学校の教員をしている父、真一さんは卓球部に顔を出し、生徒に交じって練習。
熱心な父との特訓とユーチューブでの研究というユニークな方法で去年11月、各都道府県代表が一堂に会する全国大会の県予選で見事準優勝。
福田真史くん:「すごくうれしかった。お父さんと練習してきたからよかった。いつもありがたいと思っています」
真史くんが得意とするのは攻めよりも「守り」。
ネットギリギリで打ち合い、相手がミスしをして甘いボールを返した瞬間、スマッシュで得点を奪います。この技を磨こうと、スマッシュの練習にも励みます。
福田真史くん:「守りだけじゃ全国に通用しないから守り以外に打ち合いとかもがんばらなきゃ(全国では)足を引っ張らないようにしたい」
|
|