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「勧興男子ミニバスケットボールクラブ」強さの秘訣に迫る
佐賀市のミニバスケットボールチーム「勧興男子ミニバスケットボールクラブ」強さの秘密に迫ります。
武富浩二ヘッドコーチ:「確実に日本で一番強いチームになれるのではないかなと」
佐賀市の「勧興男子ミニバスケットボールクラブ」。
去年8月、西日本の強豪、約30チームが集う大会で見事優勝。
今年1月には各県の代表チームが集う九州大会でも優勝。
この1年間、約200試合で負けたのはわずか2試合。快進撃が止まりません。
チームに所属するのは佐賀市の小学3年から6年の17人。週に3回、小学校の体育館で2時間練習しています。チームの中心は、双子の兄弟です。
#4 岸川颯佑主将:「粘り強いディフェンスをしてリバウンドからの速攻」
弟の岸川颯佑選手。持ち前のリーダーシップでキャプテンを務めます。
一方、兄の藍佑選手。小学生にして175センチの長身を生かしエースとして攻撃を引っ張ります。
#11 エース 岸川藍佑選手:「(Q何を意識?)前が開いていたらどんどん攻めること」
勧興の強みは、岸川兄弟だけではありません。攻守の要は小野祐冶選手です。
武富ヘッドコーチが「小学生でこのシュートを打てる人はわずか」という、“フェイドアウェイシュート”が小野選手の武器です。
後ろに下がりながらシュートする“フェイドアウェイシュート”は、バスケの中でも特に難易度の高い技です。
#10 小野祐冶選手:「フェイドアウェイシュートは体をぶつけた後に打つシュートなのでディフェンスの足が止まるからその時に下がれば相手はあまり跳べない」
全国大会で勝敗を分けるミス。ミスを減らすため、基本的なプレーを確実にこなせるよう練習しています。また、選手自ら考える時間を与え、ミスの原因を探ります。
負けた2試合は能力が高いエース相手にミスが出てしまったのが原因の僅差での敗戦でした。
今月末に控えていた全国大会に向け熱が入るチーム。
しかし取材日から1週間後、新型コロナウイルスの影響で全国大会の中止が決まりました。
今年度の集大成となるはずだった全国大会。6年生の活躍の場は、中学校に移ることになります。
武富ヘッドコーチはさらなる成長のカギに技術よりもメンタルを挙げます。
武富浩二ヘッドコーチ:「(大舞台で)緊張する中で自分たちの表現を100%に近づけるようにしてほしい」
後輩たちが6年生の思いを継ぎ悲願の日本一を掴めるか?勧興男子ミニバスケットボールクラブの今後に注目です。
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