ライフ
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磁器ろくろ職人 白須美紀子さん
「ろくろをひくだけが好きなわけではなくて、ありとあらゆる工程が1から最後まであるんですけど、一つ一つの工程が全部好き。ろくろもそうだし、削ったり釉薬掛けしたり仕上げをして窯で焼く。その段階を経て、最後自分の焼き物が出来上がる。そういう全部を通してやりたい思いが、最初からありました。」と話す白須さん。
「猫ってよくツンデレって言うじゃないですか。全然そんなことなくて、修行の時に"なんでできないんだろう"ってぶち当たった時、誰かが居る所では落ち込めないので影で体育ずわりしてショボーンとしてたら、そっといつの間にか寄り添ってくれたんです。なんかやっぱり和みますよね。」と猫とのエピソードを語る白須さん。
「まぁ、なんでできないんだろうと思っても結局はやるしかないんですよね。昨日振り返ってもできてないけれど、1週間、1ヵ月前に比べるとちょっとできてるかなって、ちょっとずつ段階で進んでいく感じ。それがちょっとでも自分で感じ取れたら楽しくなってくるというか、ちょっと先行けたなぁみたいな。そのちょっとずつの段階をコツコツ上がっていくのが好きです。」と仰いました。
「骨壷は、自分がもともと作りたいテーマの1つだったんですけど、どうしても負のイメージがあると思うんですよね。そうではなくて、部屋に置いて毎日おはようとかそういう声かけができるというか、思い出に浸るじゃないけどほっこりするような形とか、柄というか思い出を大切にするではないけれども、負のイメージじゃないものを作りたいっていう思いがありました。」と作品に対する思いを語る白須さん。
矢鋪與左衛門窯
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