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一面に広がる田畑に1ヶ所だけ水が張られているのはなぜ?
田植えのシーズンにはまだ早い2月に、水が張られている田んぼが佐賀市東与賀町にあるそうです。なぜ今の時期から水を張っているのでしょうか…?
どうしてここだけ水が張られているの?
まず、こちらの田んぼは冬水田んぼと呼ばれる名前だそうです。普通の田んぼは米を収穫したあと、今の時期には麦を生産していますが、冬水田んぼは麦を作らずに水を張っています。その理由として、東よか干潟にやってくる、たくさんの渡り鳥たちが関係しているそうです。
渡り鳥たちは冬を越すために、エサを求めて東よか干潟にやってきますが、満潮時になるとエサが取れなくなってしまいます。そこで考えられたのが冬水田んぼで、田んぼに水を張り、虫などのエサとなる生き物が集まる環境を作ってあげることで、渡り鳥たちの休憩所やエサ場にしているのです。
冬水田んぼは渡り鳥の物だけではない…?
鳥たちがきてフンをすることで、それが天然の肥料となり、さらに鳥たちが虫を食べることにより、害虫が減ったり農薬の使用を抑えたりすることができます。こうやって、渡り鳥たちが冬水田んぼに来てくれるからこそ、おいしいお米が食べられのですね。
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