一瞬の表情をとらえながら、 番組全体のストーリーをつくる。
スポーツやドキュメンタリー番組を制作
私は主にスポーツ中継やドキュメンタリー番組のディレクターとして制作に関わっています。
スポーツ中継ならば『ここで勝てば何連勝』などチームのデータを事前に調べたり、中継中も試合が接戦の場合「追いついたほうのチームの表情を映してください」などの指示を出します。ドキュメンタリーはもちろん、スポーツ中継にも『ストーリー』をつくるのが自分の役目ですね。
バルーンパイロットの凄さを実感
佐賀で開催される大きなイベント『バルーンフェスタ』の世界選手権の取材は興味深かったです。
一般のお客さんは入れない場所で、世界トップレベルの技を堪能しました。たくさんのバルーンが舞い上がる景色は単純に美しいのですが、その中で選手たちは風を読みながら競技をしています。100機ほどのバルーンが一箇所に押し寄せてくる映像は強烈なインパクトがありました。
つくり手の目線で見ると勉強になる
番組制作の仕事を目指している方へのメッセージとしては、映画でもドラマでもネット動画でも「どのような意図でこの絵を撮っているのか?」ということを考えながら見てください。
私自身、学生のころから映画が好きで「タイトルの出し方がカッコイイ」など分析しながらメモをとっていました。自分の好きな映像を『つくり手の目線で見る』と、とても勉強になると思います!
TIME SCHEDULE1日の流れ
- 9:30
-
出社
メールチェックして、今日のスケジュールを確認します。
- 10:00
-
台本づくり
ドキュメンタリーの場合は取材先に電話したり、スポーツ中継の場合はHPをチェックしてチームや選手などの情報を集めます。
- 12:00
-
ランチタイム
妻がつくってくれたお弁当を社内で食べます。
- 13:00
-
取材
カメラさんと一緒に取材先へ。取材の時は、いろいろムダ話することも大切だと思っていて。雑談のあと、こちらが本当に聞きたい核心部分を最後に聞くことがあります。取材のない日は一日中社内で編集作業することも。
- 18:30
-
業務終了
趣味は映画やドラマを見ること。最近は子どもと一緒にスタジアムに行ってサガン鳥栖を応援することが楽しみです!