企業情報番組審議会だより
番組審議会だより(2012年10月)
期日
平成24年10月11日
出席委員
新井委員長、富吉委員、西依委員、諸隈委員、佐伯委員、宮原委員、西田委員
欠席委員
今泉副委員長、井口委員
審議番組
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番組名称 120年前に情報化社会を予見 佐賀の生んだ天才・志田林三郎
- 放送日時 8月25日(土)15:00~15:55放送
議事概要
10月11日、第488回番組審議会を開き上記番組の審議を行いました。
(番組内容)
近代日本の電気工学界をリードし、テレビやラジオ放送、テープレコーダー、携帯電話などが誕生することを120年以上も前に予見していた日本人、それが多久市出身の志田林三郎です。イギリスのグラスゴー大学に留学し、帰国後は母校、工部大学校(現在の東京大学)の日本人初の教授や逓信省局長などを務め、日本の電気・電話事業に貢献します。番組では、佐賀市出身のタレントで弁護士の本村健太郎さんなどがナビゲーターになり、故郷の人々などの支えによって頭角を現していく志田林三郎の人生を再現ドラマで追います。今日の情報通信社会の基礎を築いた郷土の偉人の功績を紹介する科学・歴史番組です。 (広報資料より)
委員の意見概要
- 志田林三郎というあまり知られていない郷土の偉人を取り上げたことは意義がある、佐賀県人として元気をもらえる内容だった。
- ストーリーが平坦すぎて起承転結のメリハリがついていない。
- 一番の見せ場である再現音声による志田の演説部分に出演者の声がかぶったのは残念、もっと聞きたかった。
- ふるさと多久の自然やイギリスなど海外の映像が美しかった。
- 志田が天才と評価されるゆえんを研究の成果や業績などでわかりやすく伝えてほしい。
- 志田のイメージにマッチする俳優を起用するなど再現ドラマはうまくできていた。
- 建物などの写真や難しい言葉については説明スーパーなどを付記してほしい。
- バーチャルスタジオは違和感なくうまく活用できていた。
- 再現ドラマの志田と母親の会話についてすでに母親が亡くなったかのような演出に違和感があった。
- 人事抗争に巻き込まれた志田の晩年の様子が描き切れていなかった。
- 論語を学ぶ多久の子どもたちを取り上げたのは佐賀を元気にするという意味でよかった。
- 水を使った無線通信の実験は冒頭の説明がなく、何の実験かわかりにくかった。