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災害時にも役立つ技術「ブッシュクラフト」とは?
三瀬地区の山で「アウトドアフィールド」を開拓する羽白さんご夫婦。「ブッシュクラフト」のイベントも開催しているそうです。果たしてどんな内容なのか、お話を聞きます。
羽白さんご夫婦は田んぼだった場所をアウトドアフィールドとして開拓。さらに奥の敷地も整地しているそうです。区画整備もされておらず、薪の販売もなし。電気・水道もなし。あえてすべて整っていない場所で自然を楽しみながら食事するもよし、テントを張って一泊するもよし。いろんなアウトドアを楽しむ場所としてレンタルされています。
ただし、レンタルをするには「ブッシュクラフト」の体験イベントを受けることが条件。
ブッシュクラフトとは、持ち込む道具は必要最低限におさえ、極力自然の中にある素材を利用してアウトドアを楽しむというキャンプスタイルで、キャンプ上級者を中心に密かなブームとなっています。木を切ってビニールシートをかぶせてテントにしたり、着火剤を使用せずに火起こしをしたり、「自然の中で生きる知恵を身につける」ことが主な目的となっているそうです。
ブッシュクラフトを広めるためにアウトドアフィールドを開拓し、定期的にイベントを開催している羽白さんご夫婦。卓馬さんは「今は物が多くて便利な時代。ワンクリックで物が買える。でも、その中で与えられるものではなく自分で作り出す方法を知ってほしい」と、ブッシュクラフトを広めたい理由を話します。そして、真奈美さんもブッシュクラフトを通して、「自然の中には『何もない』じゃなく、『ある』ことに気付いてほしい。」と話してくれました。
近年多発している自然災害。もし被災したら、ガスを使えない・寝床がない場合も起こりうるかもしれない。そんな時に、自然を利用して火を起こしたり、雨風を凌げる場所を作ったり自分を守る知識・技術を習得する機会を提供したいと、羽白さんご夫妻はアウトドアフィールドの開拓や、ブッシュクラフト体験をしているそうです。
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