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2021.10.18

離乳食の時短方法を学ぼう!

赤ちゃんの離乳食を毎日作るのは意外と大変!そこで、今回は「離乳食の時短方法」を佐賀市保健福祉部健康づくり課 管理栄養士の江口晶紀子さんに教えて頂きます。

時短方法①まとめて作って冷凍保存

冷凍保存するときは、食品の下ごしらえを事前に済ませて小分けにして保存します。
冷凍保存のポイント
  • 新鮮なうちに冷凍をする
    ただし、加熱したものはよく冷ましてから冷凍庫へ入れましょう。
  • すばやく凍る工夫をする
    小さいものや薄いものが凍りやすく使いやすいので、製氷皿やチャック付きの袋などを使って保存すると便利です。
  • 1週間をめどに使い切る
    冷凍した食材名と日にちを書いておくと便利です。
  • 使うときは再加熱する
    赤ちゃんに与える時は、解凍・再加熱が基本です。
離乳食初期は、おかゆや食べられる食材(かぼちゃ・ほうれん草・たまねぎ)などをペースト状にして冷凍保存しておくと便利です。食材を1週間で使い切れなかった場合は、大人の料理に使ってもOKです。

時短方法②大人用の食事を取り分ける

取り分け離乳食は、大人の食事から赤ちゃんが食べられる食材を取り分けて作ります。離乳中期(7~8ヵ月頃)以降になると食べられる食材が増え、取り分けしやすくなります。
取り分ける時のポイント
  • 離乳食の段階に応じて赤ちゃんの食べられる食材を使う
  • うす味に仕上げるため 大人用の味付けをする前に取り分ける
  • 取り分けた後 赤ちゃんが食べやすい大きさやかたちにする

お味噌汁の取り分け方

まずは鍋にだし汁・だいこん・にんじんを入れて火にかけて煮ます。

離乳初期と離乳中期の場合は、だいこん・にんじんが煮えたら取り出します。
離乳初期(5~6ヵ月)
  • だいこん・にんじんをすりつぶす
離乳中期(7~8ヵ月)
  • だいこん・にんじんをみじん切りにして粗くつぶす
離乳後期(9~11ヵ月頃)
  • だいこん・にんじんを煮た鍋に小松菜を加えてさらに煮る
  • 小松菜の葉先に火が通ったら具材を取り出し 粗みじん切りにする
  • 煮汁を加える
離乳完了期(12ヵ月~18ヵ月頃)
  • 小松菜を加えた鍋に油抜きした油揚げを加えて煮る
  • 火が通ったら 具材を取り出す
  • だいこん・にんじん・小松菜の葉先を1cm角に切る
  • 油揚げ1切れ分をみじん切りにする
  • 煮汁を加える

使用できるだし汁の種類
  • こんぶ…離乳初期から
  • かつお節…離乳後期から
  • いりこ…離乳完了期から
赤ちゃんが初めて食べる食材は1日1種類1さじから始めます。取り分ける前の食材も、初めてのものが重ならないように注意しましょう。

時短方法③ベビーフードを活用する

離乳食の準備が大変な時は、ベビーフードを活用しましょう。衛生的・消化吸収がよい・調理の手間が省けるなどのメリットがあります。
ベビーフードに茹でたジャガイモなどを混ぜたりするなど料理にも活用できます。

離乳食は一人ひとり、進み方やペースが違います。赤ちゃんの発達は個人差が大きいので、目安通りに進まなくても焦らずにその子のペースに合わせて無理なく進めていきましょう。
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