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2021.12.06

いつでもだれでも絵本と触れ合える♪まちかど絵本箱「えほんのたね」

佐賀県内の小学校や地域では、家読(うちどく)という家族で本を読み感想を話し合う活動が行われています。 今回は、伊万里市黒川町で始まった絵本についての素敵な取り組みをご紹介します。

平成19年度から家族で読書を楽しむ「家読推進運動」に取り組んでいる伊万里市からモデル地区に指定されている黒川町。
2021年10月から、まちかど絵本箱「えほんのたね」の設置を開始しました。

「えほんのたね」は電話ボックスを再利用したり、町の大工さんが本棚を作るなど、すべて手作り。黒川町内8ヵ所に設置され、当初は約270冊の絵本が用意されていましたが色々な人から絵本の寄贈の話があり、冊数が増えているそうです。

「えほんのたね」の利用料は一切なし!黒川町以外の人も利用可能で、返却期限もなし。返却する場合も8ヵ所の中ならどこでもOK!「いつでもだれでも」絵本を借りれるように設置されています。

黒川町家読連絡会の顧問・坂本さんは「『えほんのたね』を見た通りがかりの人が、自分の町にも欲しいと思ったり、黒川町にとどまらず、日本全国に広まってほしいという思いで取り組んだ」と仰っていました。


黒川小学校下に設置されている「えほんのたね」を覗いてみると子供たちが借りる本を探していました。
「えほんのたね」についてどう思うか聞いてみると「時間があるときに本を読めるようになっていいと思った」「学校から帰る時や来るときに借りてみたくなっちゃう」と口々に感想を話してくれました。

借りた本については「本をさかさまに置いたり乱暴に置いたり、上に置かないように気を付けている」との事。子供たちも絵本を大切に扱っている様です。

「えほんのたね」は、バス通学をしている子供たちも利用しやすいようにバス停の待合所にも設置されています。
バスが来るまでの時間や、バス停から家に帰る前に借りる絵本を選ぶのも子供たちにとっては楽しい時間ですね♪

そして「えほんのたね」はお寺の駐車場にも!
小学校に読み聞かせに行った経験があるという、お寺の住職・藤尾さんは「黒川町に絵本を読む運動が広がっていくこと」を願って、設置に協力したそうです。

まちかど絵本箱「えほんのたね」設置場所
  • 黒川コミュニティセンター
  • 松乃屋駐車場
  • 黒川小学校下
  • 夢みさき公園
  • 真手野バス停
  • 若宮神社駐車場
  • 立雲寺駐車場
  • 前田英樹公園

絵本の寄贈は誰でも可能です。
寄贈したい方は黒川コミュニティセンター(TEL0955-27-0001)へご連絡を!

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