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鶴丸 英樹のブログ記事
わたしの平成記㉑(平成21年)
平成21年・2009年
この年、村上春樹さんの小説『1Q84』が刊行されました。
(正確にはBOOK1とBOOK2が2009年、写真のBOOK3は2010年の刊行)
私も発売と同時に買い、夢中になって読んだ記憶があります。
今週、朝日新聞に掲載された「識者120人が選ぶ平成の30冊」の堂々の第1位がこの『1Q84』でした。
村上春樹さんといえば昭和の終わりに刊行された『ノルウェイの森』が大反響を呼び、私が大学生の時もベストセラーを続けていました。
その後も『ねじまき鳥クロニクル』『アフターダーク』『海辺のカフカ』など村上さんの新作が出ること自体がニュースとして扱われてきました。
私は“村上春樹論”を語れるほど知識もなく、読み込んでもいませんが、歴史に名を残す作家であることは間違いないでしょう。
「平成時代は『村上春樹の時代』でもあった」という声もあります。
さて、この年、政治では歴史的な出来事がありました。
「政権交代」です。
8月の総選挙で民主党が歴史的な大勝をおさめ、鳩山 由紀夫代表(当時)が総理大臣に就任しました。
「コンクリートから人へ」「事業仕分け」「最低でも県外」といったキーワードで“変わる”ことへの期待は非常に大きかったと思います。
当時はこのまま民主党政権が長く続くのではないかと思っていました。
しかし“理想”と“現実”のギャップの中で、民主党はやがて輝きを失い、有権者の気持ちも離れてしまいました。
政権を奪還した自民党の“一強”が続く中、いつか再び政権が交代することはあるのでしょうか。
【平成21年のおもな出来事】
■ウサイン・ボルト選手 陸上100mで9秒58の世界記録
■マイケル・ジャクソンさん死去
■裁判員制度始まる
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