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2022.04.19

県内初導入!だれもが楽しく遊ぶことができる インクルーシブ遊具とは?

今回のこそだてハグミィは、神埼市に佐賀県内で初めて導入された、だれもが楽しく遊ぶことができるインクルーシブ遊具をご紹介します!

インクルーシブ遊具

インクルーシブ遊具は、年齢、性別、文化、個性を気にせず、誰もが安心して利用できる遊具です。
※インクルーシブとは、「包括的な」「包み込むような」という意味

欧米では20年以上前から、公園のインクルーシブ化が進んでいるそうで、日本では2020年から徐々に導入が進んでいます。
今回は、県内で初めてインクルーシブ遊具を導入した公園へ!九州でもまだ珍しいということで、いったいどんな遊具なのでしょうか?

2022年3月オープンした、神埼市の「日の隈公園キッズパーク」
公園内には、ツリーハウスをイメージした大型複合遊具が設置されています。
大人向けの健康遊具もあり、
そして、こちらのインクルーシブ遊具が新たに設置されました。
Q.インクルーシブ遊具は何故導入されたのか?

神埼市役所建設課 塩塚さんにお話を伺いました。
「現在のコロナ禍において、ステイホームが続いているので、野外で思いっきり遊んで、心身ともにリフレッシュできる空間の整備が求められています。神埼市は誰もが安心して暮らせる環境の整備に力を入れていますので、公園の整備をおこないました。」

それでは、インクルーシブ遊具の特徴を見ていきましょう♪
直射日光が当たらないように、シェード(日よけ)を設置

日光アレルギーの方に配慮されています。

ステンレス製のスライダー

静電気の発生を抑えるスライダー
人工内耳を着用している子どもも安心して滑ることができます。

背もたれ付きブランコ

姿勢の維持が難しくてもブランコ遊びが楽しめます。

遊具にはスロープを設置することで、車イスの方や、歩行器を使われているお子さんも利用しやすいです。
スタンドタイプの砂場

車イスに乗ったまま砂場遊びを楽しめます。

公園を利用している方にお話を聞いてみました。

Q.この公園はいかがですか?

「いろんな種類の遊具があって、小さい子から大きい子まで楽しめるんじゃないかな」
「障がいをお持ちの人が一緒の場所で遊ぶことができるのがいいですね。一緒の場所で遊べることは良いことだと思います」
「この前来た時は、障がいのある人が来られてて、ブランコで一緒に遊んでいたので、すごくいいなぁと微笑ましくみました」

Q.インクルーシブって言葉、ご存じでしたか?
「インクルーシブは、初めて聞きました」

Q.実際に遊具を見ていかがですか?
「すごくいいなぁと思いました」

Q.遊んでみてどうだった?
「たのしいとおもう。ハンモックやブランコがよかった」

健康遊具エリア

公園内には他にも、大人のリフレッシュを目的とした遊具を集めたエリアもあります。

背中を伸ばすストレッチベンチや、足腰をストレッチするバランスシーソーなど、どれも簡単に取り組みやすい遊具が設置されていました。
Q.今後どんな方々に利用してもらいたいですか?

塩塚さん「年齢・性別問わず、すべての子ども達に利用していただきたい。遊びの中で判断力、人との接し方などを学んでもらえるような公園になれば良いなと思っています」

日の隈公園キッズパークは、様々な安全対策をもとに設計されていまして、子どもたちがおもいっきり遊べるように、遊具やベンチなどの感覚を広くとっているそう。遊具は大人の目が届きやすいように、死角をなくした設計になっており、大人も付き添いやすいように幅広く作られているんです!
そして、すべり台などの着地面には、クッション性のあるゴムチップマットを設置しているので、小さい子どもにも優しい設計になっています♪

日の隈公園キッズパークは、神埼市の県道31号 佐賀川久保鳥栖線沿い、西九州大学の隣にあります。
土日は特に家族連れが多いそうなので、遊具で遊ぶ際は皆さん譲り合ってお互い楽しく遊んでください♪

【2022年4月18日放送 かちかちPress こそだてハグミィより】
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