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鶴丸 英樹のブログ記事
フ、フ、フロッピー!?
山口県阿武町が誤って1世帯に4600万円あまりを振り込んでしまった問題は、その後、24歳の男が逮捕され、全国の注目を集めています。
その報道の過程で驚いたのが、町役場から銀行に振り込み依頼をする中で、フロッピーディスクを使ってやり取りをしていたという内容です。
いま、フロッピーディスク?
そう思った方、多いと思います。
私が大学に入ったころは パソコンと言えばデスクトップ型のNECのPC-9800シリーズが、その代名詞とも言えるものでした。
私の卒業論文も、研究室にあったその9800シリーズでワープロソフト『一太郎』を使って書き上げ、文書データはやや大きめの5インチのフロッピーディスクに保存していました。
写真は3.5インチのフロッピーディスクで、同じく学生時代にようやく出始めたノート型パソコンとともに普及していったと記憶しています。
やがて5インチは見なくなり、3.5インチが主流となりました。
調べてみると3.5インチのフロッピーは約1.4MBの記憶容量といいますから、今どきのスマホで撮影した写真1枚すら保存できません。
隔世の感がありますね。
ちなみに、友人が専攻していた地質学などの研究室には『マック』というアメリカ生まれのパソコンが導入されていて、その時初めて『マウス』なるものを知りました。
消去するデータを『マウス』を使って『ごみ箱』にドラッグ&ドロップする様子を見て「これは魔法か」と驚いたのを覚えています。
今回の誤振込問題は、私のパソコンに関する30年以上前の記憶を呼び覚ましたのでした。
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