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佐賀は"メタボ大国"振り向けばワースト⁉佐賀の肝がん
少し前まで、佐賀県の肝臓がんの死亡率は全国ワーストワン!と言われて「B型肝炎・C型肝炎の検査に行きましょう」と、キャンペーンしていましたよね。その甲斐あって、肝炎検査や治療が一定数進んで、ワーストは脱却しているんです。が! 実はまたこんな状況になっているんです。
都道府県別・肝がん粗死亡率
赤い線が佐賀県ですが、2018年度に全国ワーストを脱却。19年度にはワースト12位まで回復させたのですが、翌20年度にはリバウンドをして、なんとワースト2位まで戻ってしまっているんです。そこで、今一度気を付けてほしい!ということで「肝がん」について知っていきましょう。
ウイルス性肝炎と肝がんの関係は?
ウイルス性肝炎が続くと肝がんになります。ウイルス性肝炎を治療すると肝がんも減らすことができます。
肝がんを引き起こす肝炎
- B型肝炎
- C型肝炎(佐賀県はC型肝炎が多い)
肝臓がんで亡くなる方は減ってきていますが、まだまだ肝炎の検査や治療が終わっていない方がたくさんいます。
ウイルスの感染については、例えば治療薬で抑える、もしくはウイルスを消すことができています。ところが肝臓自体はウイルスが消えたその日にツルツルに良くなるかというとそういう訳ではなく、そこから正常の肝臓に戻るまでに肝硬変の人だと最低15年かかります。
ウイルス除去だけでは意味がない?
まだ肝臓に傷跡が残っているので、ここから肝臓がんが出ることがあります。初期のがんが出た直後に見つけるためには定期的な通院と検査を続けてもらわないといけません。
肝炎ウイルスの除去は治療のスタートなんです。
もう一つの原因は脂肪肝からの肝臓がんが増えている
肝がんのヘルシーヒント
- 肝炎の検査を受けましょう
まだ検査・治療が行き届いていないところもあります - ウイルス除去後も通院を
一旦悪化した肝臓は、根気強い点検が必要 - 佐賀は特に「脂肪肝」注意
肝がん=ウイルス性肝炎は「今は昔」。脂肪肝と双璧。佐賀はメタボ大国だった!
【2022年7月20日 かちかちPress いきいきヘルシーヒントより】
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