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1832年創業 江戸時代からお酢を製造「サガ・ビネガー」
仕込みをしていく過程を見ていきます
今回はお酢の原料として「もろみ」というお酒になる前の状態ものがこの樽の中に入っています。普段のお酒より甘味を感じる香りです。
お酢作りには、米酢に限らず「もろみ」が原料になっていて、サガ・ビネガーではその「もろみ」をイチから作っています!
ここで「もろみ」の持つアルコール度数と「種酢」が持つ酸度を調整することが重要なんです。
混ぜてすぐは酸度が2.5%なので、最終的には5.5%を目指します。
そして、もろみの3%のアルコールが、酸度3%のお酢に変わっていきます…!
アルコールを酢に変える「酢酸菌」
この後、アルコールを酢に変えるのに必要な酢酸菌という菌を入れます。「他のお酢の樽の中」に作られている酢酸菌の膜を取って網で掬って、新しく作られる酢の樽に入れていきます。
右近さん「酢ができるのは3カ月。画像の酢酸菌の膜は1カ月半かかりました。酢酸菌が一番元気な働きをしている頃の膜を取ってきて、今からできるお酢にこの膜を入れることで次の若い酢が受け継いで発酵してくれるんです。どれでも良いわけではなく、活きの良いどの膜を残すかも大事になってきます。」
「サガ・ビネガー」はSDGsにも貢献しています。
190周年記念「スポーツビネガー」
こちらはサガ・ビネガーさんが190周年記念で作られた「スポーツビネガー」という商品。佐賀県産のふくゆたかの大豆を使用しています。
大豆はたんぱく質が多く、分解させるとアミノ酸が沢山出てきます。人の体ではできないアミノ酸を含んでいるんです。
非常に飲みやすく、カラダにいいのが良いですね!
右近さんは「お酢の会社が年々減っていっており、それを生き残るためには『地元の原料』『九州の原料』『日本の原料』そういったもので、規格外のものをうまく商品化したい。それが私たちの生きる道だと思っています。」と仰っていました。
【2022年8月25日放送 かちかちPress 工場walkerより】
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